魂震える一発撮り！THE FIRST TAKE億超え再生名曲
「THE FIRST TAKE」をご存知ですか？白いスタジオに置かれた一本のマイク。そこでアーティストが一発撮りのパフォーマンスを披露するYouTubeチャンネルです。その緊張感と生々しい歌声は、多くの音楽ファンの心を掴み、数々の名演を生み出してきました。今回は、そんな「THE FIRST TAKE」の中でも、特に驚異的な再生回数を記録し、1億回再生という大きな節目を超えた楽曲たちをピックアップ。それぞれの楽曲概要、パフォーマンスの魅力、そして寄せられた熱いコメントと共に、なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、その秘密に迫ります。
1億回再生突破！語り継がれるべき名パフォーマンス
DISH// (北村匠海) - 「猫」
DISH//のボーカル北村匠海さんがソロで出演し、2020年3月20日に公開された「猫」。2023年4月時点で再生回数は2億2700万回を超えています 。この楽曲は、元々2017年にリリースされたDISH//のシングル「僕たちがやりました」のカップリング曲でした 。あいみょんさんが作詞作曲を手掛けたことでも知られ、失った恋人を猫に重ねて歌う、切なくも温かい歌詞が印象的です 。
アコースティックギター一本というシンプルな編成で歌い上げる北村さんのエモーショナルな歌声は、楽曲の世界観をより深く表現。「THE FIRST TAKE」でのパフォーマンスをきっかけに楽曲の人気が再燃し、多くの人々の心に届きました。
視聴者からは、「最新の猫、本当に感動しました。何度も聴いている曲なのに、聴く度に違う感動をくれます」 や、「もしあいみょんになれたら私は号泣する。こんなに素敵に歌ってくれて」 といった声が寄せられ、その表現力の高さが絶賛されています。北村さん自身も「皆様の心にいつまでもこの曲がちょんっと座り込んでいるんだなーと感じます」とコメントしています 。
DISH// (北村匠海) - 猫 / THE FIRST TAKE：(https://youtu.be/gsT6eKsnT0M)
LiSA - 「紅蓮華」
2019年12月6日に公開されたLiSAさんの「紅蓮華」は、2021年2月には1億回再生を突破し、現在では1億4300万回を超える再生回数を記録しています 。言わずと知れた大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の初代オープニングテーマで、オリジナルは2019年7月3日にCDリリースされました 。
「THE FIRST TAKE」では、ピアノ一本という特別なアレンジで披露 。LiSAさんの力強くも繊細な歌声が際立ち、楽曲の持つエネルギーとメッセージ性がよりダイレクトに伝わってきます。アニメの世界観とリンクする歌詞、そしてLiSAさんの覚悟を感じさせるパフォーマンスは、多くの視聴者に衝撃を与えました。
コメントでは、「力強い歌声で渾身のパフォーマンスを披露した」といった称賛や、「鳥肌が立った」「圧巻だった」という感動の声が多く見られました 。公開当初、「THE FIRST TAKE」史上最速（当時）で100万回再生を突破し、世界180カ国以上から視聴されるなど、その注目度の高さを示しました 。
LiSA - 紅蓮華 / THE FIRST TAKE： https://youtu.be/MpYy6wwqxoo
YOASOBI - 「夜に駆ける」 (THE HOME TAKE)
2020年5月15日、コロナ禍の中で始まった「THE HOME TAKE」企画で公開されたYOASOBIの「夜に駆ける」。2023年1月時点で1.3億回 、2025年1月の報道では1億4000万回を超える再生回数を記録しています。オリジナルは2019年12月15日に配信リリースされ、小説『タナトスの誘惑』を原作としています 。
ikuraさんの自宅から届けられたこのパフォーマンスは、アコースティック基調のアレンジで、彼女の透明感あふれる歌声と楽曲の持つ疾走感、そしてどこか切ない世界観が見事に融合しています。一発撮りの緊張感はそのままに、よりパーソナルな空間からの歌唱が新鮮でした。
視聴者からは、「久しぶりにつけたテレビからきこえてきた歌にびっくりして名前検索してたどり着きました。歌唱力ももちろんだけど、すごく心地良い声。衝撃でした」 といった、その歌声に魅了されたコメントや、「独特な絵と色遣い、何度聴いても飽きないメロディと歌声。最高としか言いようがない」 といった楽曲全体への称賛が寄せられています。
YOASOBI - 夜に駆ける / THE HOME TAKE： https://www.youtube.com/watch?v=j1hft9Wjq9U
Creepy Nuts - 「Bling‐Bang‐Bang‐Born」
2024年3月8日に公開されたCreepy Nutsの「Bling‐Bang‐Bang‐Born」は、公開からわずか4日で1000万回再生を突破するという「THE FIRST TAKE」史上最速記録を樹立し、瞬く間に1億回再生に迫る勢いを見せました（本記事執筆前の調査では9800万回超）。この楽曲は、TVアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」のオープニングテーマとして2024年1月7日にリリースされ、国内外でバイラルヒットを記録しています 。
DJ松永さんの超絶技巧DJプレイと、R-指定さんの圧倒的なラップスキルが、一発撮りの緊張感の中で炸裂。原曲の持つエネルギーはそのままに、二人の生身のパフォーマンスの凄みが際立ちます。「俺は俺のままで最強である」という楽曲のテーマが、彼らのパフォーマンスと完璧にシンクロしています 。
視聴者からは、「一発撮り、スゲーっっっ!!」、「Rが1人で全員分歌うのも、松永が1人で全員分の音奏でてるのも凄すぎる」「天才すぎん?」、「『コレおま 全部生身で!?』 はこっちの台詞すぎる」 といった驚きと称賛の声が殺到。海外のリアクション動画でも「お互い分かりすぎちゃって言葉の必要がない」「これ刺さらない人種いないわ」 と、そのパフォーマンスは国境を超えて熱狂を生んでいます。
Creepy Nuts - Bling‐Bang‐Bang‐Born / THE FIRST TAKE：(https://youtu.be/H6FUBWGSOIc)
なぜ「THE FIRST TAKE」の楽曲はこれほどまでに人々を魅了するのか？
これらの楽曲が1億回という驚異的な再生回数を叩き出した背景には、いくつかの共通する要因が見えてきます。
第一に、アーティスト自身の人気と実力。確固たるファンベースを持つアーティストが、その真価を発揮する場として「THE FIRST TAKE」を選んでいること。第二に、楽曲そのものの力。元々ヒットしている、あるいはポテンシャルを秘めた楽曲が、この特別な場で新たな輝きを放っています。
そして何よりも大きいのが、「一発撮り」というフォーマットが生み出す唯一無二の体験です。編集の許されない緊張感が、アーティストの集中力を極限まで高め、普段は見られないような表情や感情を引き出します。その生々しさ、リアルさが視聴者にダイレクトに伝わり、深い感動を呼び起こすのです。
また、アニメタイアップとの相乗効果も無視できません。「紅蓮華」や「Bling‐Bang‐Bang‐Born」のように、人気アニメの主題歌が「THE FIRST TAKE」で披露されることで、アニメファンと音楽ファンの双方にリーチし、より大きなムーブメントへと繋がっています 。
独自のアレンジも魅力の一つです。「猫」のアコースティックバージョンや「紅蓮華」のピアノアレンジのように、原曲とは異なる魅力を引き出すことで、楽曲に新たな命を吹き込み、ファンに新鮮な驚きを提供しています。
おわりに
「THE FIRST TAKE」は、音楽の持つ本質的な力、そしてアーティストの魂の叫びを、最も純粋な形で私たちに届けてくれる貴重なプラットフォームです。今回ご紹介した1億回再生超えの楽曲たちは、その象徴と言えるでしょう。これからも、この白いスタジオからどんな伝説的なパフォーマンスが生まれるのか、目が離せません。あなたもぜひ、お気に入りの一杯と共に、魂を揺さぶる一発撮りの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
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