ひと足早い春へ。2026年河津桜と熱海・伊豆の絶景温泉旅
まだまだ寒さが厳しい2月ですが、伊豆半島ではすでに春の足音が聞こえています。ソメイヨシノよりもひと足早く、濃いピンク色の花を咲かせる「河津桜」。そして、冷えた体を芯から温めてくれる極上の温泉。
2026年の2月は、週末の並びもよく、少し早めの春休みや週末旅行に最適です。今回は、見頃を迎える桜の名所から、海と一体になれる絶景温泉、そしてこの時期しか味わえないグルメまで、伊豆・熱海の魅力を余すところなくご紹介します。
ソメイヨシノより一足お先に。「河津桜」の見どころと撮影スポット
伊豆の2月といえば、何と言っても「河津桜」です。2026年は1月の気温が高めに推移したこともあり、例年以上に早い春の訪れが期待されています。
2026年「第36回河津桜まつり」の開催情報
河津桜発祥の地である河津町では、2026年2月7日(土)から3月8日(日)にかけて「第36回河津桜まつり」が開催されます。河津川沿いの約4kmにわたり、約850本の桜が咲き誇る光景は圧巻の一言。
河津桜の最大の特徴は、開花期間の長さです。満開の期間を含め約1ヶ月間も楽しめるため、天候やスケジュールに合わせて旅行の計画が立てやすいのが魅力。「メインキーワード」である河津桜を目当てに、毎年多くの観光客が訪れます。
写真映え間違いなし!おすすめ撮影スポット
現地を訪れたら絶対にカメラに収めたいのが、桜のピンクと菜の花のイエローが織りなすコントラストです。
- 河津川沿いの桜並木(笹原地区など): 川沿いの遊歩道は、頭上を覆う桜のトンネルとなります。足元には菜の花が植えられており、青い空、ピンクの桜、黄色の菜の花という鮮やかな色彩の競演が楽しめます。「豊泉橋(ほうせんばし)」や「かわづいでゆ橋」からの眺めは、川の蛇行に沿って続く桜並木を一望できる絶好のフォトスポットです。
- 河津七滝ループ橋(夜景): 少し足を伸ばして山間部へ向かうと、巨大な二重螺旋の橋「河津七滝ループ橋」があります。この橋の下にも桜が植えられており、夜間にはライトアップが行われます。近未来的な構造物と有機的な夜桜の組み合わせは、他では見られない幻想的な風景です。
- 河津桜原木(田中地区): 河津桜のルーツとなる原木は、樹齢約70年を超え、その堂々たる枝ぶりは見応え十分。他の木よりも開花が早い傾向にあるため、シーズン序盤に訪れる方には特におすすめです。
混雑を避けるなら「南伊豆」という選択肢も
河津町の賑わいも捨てがたいですが、もう少しゆったりと桜を楽しみたい方には、南伊豆町で開催される「第28回みなみの桜と菜の花まつり」(2026年2月1日~3月10日)がおすすめです。青野川沿いの桜並木は土手が広く、牧歌的な雰囲気の中で散策を楽しめます。また、特定の夜には竹筒に明かりを灯す「竹あかり」のイベントも行われ、幽玄な世界へと誘われます。
花見の後は湯浴みを。熱海・東伊豆のおすすめ絶景温泉
桜並木を歩いて少し冷えた体には、温かい温泉が一番のご馳走です。伊豆エリアには数多くの名湯がありますが、2026年のトレンドは「海との一体感」と「プライベートな空間」です。伊豆温泉や熱海観光のハイライトとして、以下の温泉宿をチェックしてみてください。
海と空に溶け込む「インフィニティ風呂」
近年、熱海エリアで注目を集めているのが、浴槽の縁が見えず、湯面と海がつながっているように見える「インフィニティ風呂」です。
- 熱海パールスターホテル: 熱海サンビーチの目の前に位置し、最上階にある大浴場は全長12メートルという圧倒的なスケール。自家源泉「お宮の松温泉」を使用しており、塩分を含むお湯は保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴です。まるで空に浮いているかのような浮遊感を味わえます。
- オーシャンスパ Fuua(フーア): 日帰りで気軽に絶景を楽しみたいならこちら。日本最大級の露天立ち湯があり、立ったまま入浴することで、視界を遮るものなく相模湾を一望できます。海風を感じながらの入浴は、開放感抜群です。
東伊豆・稲取エリアの「海一望」宿
熱海から南下した東伊豆エリアでも、海を間近に感じる宿が人気です。
- いなとり荘(稲取温泉): 「海一望絶景の宿」として知られ、露天風呂からは広大な海原と伊豆七島を見渡せます。波の音をBGMに、刻一刻と変わる空の色を眺める時間は、日常を忘れさせてくれるでしょう。
- 望水(北川温泉): こちらの宿の名物は「ガゼボ」と呼ばれるプライベートな貸切露天風呂です。2026年時点では、「青のいざない」や「月いづる」といったプレミアムガゼボが登場しており、禅や月をモチーフにした特別な空間で、誰にも邪魔されずに絶景を独占できます。90分間の利用ができるプランもあり、カップルやご夫婦での滞在に最適です。
静寂を愛する人のための「隠れ家宿」
賑やかな温泉街も楽しいですが、静かに過ごしたい方には伊豆高原エリアの隠れ家宿がおすすめです。
- 凪ノ庄(伊豆高原): 全室に露天風呂を備えた、わずか数室の小さなお宿。源泉かけ流しの温泉を、自分の好きなタイミングで何度でも楽しめます。お食事も個室や部屋食で提供されるため、他のゲストと顔を合わせることなく、おこもりステイを満喫できます。
春の味覚も堪能!金目鯛と柑橘グルメ
旅の醍醐味といえば、やはりその土地ならではのグルメです。早春の伊豆は、海の幸も山の幸も旬を迎える美味しい季節です。
脂が乗った「稲取キンメ」は必食
伊豆稲取の名物といえば、鮮やかな赤色が特徴の「金目鯛」。特に稲取漁港で水揚げされる「稲取キンメ」は、脂の乗りが良く、ブランド魚として知られています。
おすすめの食べ方は、何と言っても「煮付け」です。地元の名店「徳造丸」などで提供される金目鯛の煮付けは、甘辛い濃厚なタレがふっくらとした身に絡み、ご飯が進むこと間違いなし。「あわびと姿煮の豊漁お祭り膳」のような豪華なセットメニューで、伊豆の海の幸を一度に味わうのも旅の贅沢です。
ビタミンチャージ!伊豆は柑橘王国
温暖な気候の伊豆は、みかんやオレンジなどの柑橘類の栽培が盛んです。
- ウルトラ生ジュース: 伊豆のドライブ中に見かける独特な看板、「ウルトラ生ジュース」。東伊豆などのスタンドで提供されるこのジュースは、旬の柑橘を皮ごと搾ったフレッシュさが自慢です。砂糖や水を一切加えない、果実そのものの甘みと酸味が、旅の疲れを吹き飛ばしてくれます。
- いちご狩り: 2月はいちごが最も甘くなる季節。東伊豆町の「ストロベリー金指園」などでは、静岡生まれの品種「紅ほっぺ」などのいちご狩りが楽しめます。立ったまま摘める高設栽培の農園も多く、気軽に旬の味覚を堪能できます。
お土産には「桜」スイーツと「レトロ」なプリン
旅の思い出を持ち帰るお土産も忘れてはいけません。
- 熱海プリン: 今や熱海観光の定番となった「熱海プリン」。カバのマークとレトロな瓶が可愛らしく、とろけるような口当たりが人気です。「熱海プリンカフェ2nd」などの店舗は、お風呂をモチーフにした内装でインスタ映えスポットとしても注目されています。
- 桜スイーツ: 河津桜の季節に合わせて、桜まんじゅうや桜色のスイーツが各所で販売されます。熱海市内では、桜の塩漬けをあしらった「熱海桜まんじゅう」など、春の香りを閉じ込めた和菓子が人気です。
熱海で感じる「昭和レトロ」な散歩道
温泉とグルメを楽しんだ後は、少しタイムスリップしたような気分で街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。熱海は近年、若者を中心に「レトロ可愛い」街として再評価されています。
- 展望レトロ喫茶 桃山館: 2024年にオープンし、話題となっているのがこちらの喫茶店。熱海城などを望む高台にあり、昭和の純喫茶を思わせるノスタルジックな雰囲気の中で、クリームソーダやトルコライスなどの洋食メニューを楽しめます。
- MOA美術館: レトロとは少し違いますが、熱海の高台に立つこの美術館も外せません。国宝の「紅白梅図屏風」などを見られるだけでなく、メインロビーからの相模灘の絶景は必見。アートと絶景が融合した、大人のための空間です。
まとめ
2026年2月の伊豆・熱海への旅は、長く厳しい冬から抜け出し、心身ともにリフレッシュするための最高の選択肢です。
鮮やかなピンク色のトンネルをくぐり、広大な海を望む温泉に浸かり、旬の金目鯛や甘いスイーツに舌鼓を打つ。そんな贅沢な時間が、東京から電車でわずか数時間の場所で待っています。
ただし、河津桜まつりの期間中、特に週末は道路や駐車場が大変混雑します。特急「踊り子」号などの列車を利用したり、宿泊予約を早めに済ませたりと、事前の準備をしっかりとしておくことが、快適な旅の鍵となります。
ひと足早い春を探しに、ぜひ2月の伊豆へ出かけてみてください。きっと、忘れられない春の色の思い出ができるはずです。
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