「勉強しなきゃ」と思ってるのに動けない理由と、心と体をそろえるコツ
はじめに
「資格の勉強をしようと思ってるのに、なかなかやる気が出ない」「勉強を始めたいのに、手が動かない」──そんな悩みを感じている人は、実はとても多いんです。
「自分だけがダメなのかな」と落ち込む必要はありません。そう感じてしまうのには、ちゃんとした理由があるんです。
今回は、なぜ私たちは「勉強したいのに動けない」のか。そしてどうすればスムーズに勉強に取り組めるようになるのか。そのヒントをお話ししていきます。
頭では「やらなきゃ」と思っているのに、体がついてこない
多くの人は、「もっといい仕事をしたい」「スキルアップしたい」と考えて、資格の勉強を始めようとします。
でも、仕事から帰ってくると、頭がぼんやりしていて、体もクタクタ。いざ勉強を始めようと思っても、スマホをつい見てしまったり、YouTubeを見ていたら時間が過ぎてしまった…なんてこと、ありませんか?
このように「頭ではやらなきゃと思っているのに、行動できない」という状態は、あなたの意志が弱いからではありません。
実はこれは、「心と体がバラバラに動いている」ことが原因なんです。
心の中には「表の気持ち」と「本音」がある
私たちの心の中には、大きく分けて2つの気持ちがあります。
ひとつは「意識」と呼ばれる、頭で考える気持ち。
もうひとつは「潜在意識」と呼ばれる、心の奥の方にある本音です。
たとえば、意識では「勉強しよう」と思っているけれど、潜在意識では「疲れてるし、休みたい」「スマホで楽しい動画を見たい」と思っている。
この2つの気持ちがズレていると、なかなか行動に移せません。
体も「休ませてほしい」と言っている 心だけじゃなく、体の方にもズレがあります。
毎日仕事で忙しく動いていると、筋肉や神経もヘトヘトになります。でも、頭の中では「今日こそ勉強しなきゃ」と焦ってしまう。
その結果、体は「休みたい」と思っているのに、無理に勉強しようとしてもうまく集中できず、結局どちらも中途半端になってしまうんです。
「後で後悔」しても、変われない理由
「もう少し早く始めていればよかった」
「週末にちゃんとやっておけばよかった」
そんなふうに、後で後悔したことがある人も多いでしょう。
でも、なかなか次に活かせないのは、意識と体、そして潜在意識のズレをそのままにしているからなんです。
大事なのは「心と体を同じ方向にそろえること」
じゃあ、どうすればこのズレをなくせるのか?
大事なのは、意識(考え)と体、そして潜在意識(本音)を同じ方向にそろえること。これを「シンクロ」と呼びます。
たとえば、ちょっとしたストレッチや深呼吸をして体をリラックスさせる。あるいは、机に向かう前に「よし、5分だけやってみよう」と声をかける。
こうした小さなきっかけを作ることで、心と体が少しずつ同じ方向を向いていきます。
シンクロが習慣になれば、自然と動けるようになる
この「シンクロ」を毎日少しずつ続けていくと、だんだんそれが習慣になります。
すると、「がんばって勉強しなきゃ!」と気合を入れなくても、自然と勉強に取りかかれるようになるんです。
無理をせず、少しずつ。
心と体をやさしく整えることで、あなたもきっと「行動できる自分」に近づいていけます。
おわりに
「やる気が出ない」「なかなか続かない」と悩んでいるのは、あなただけではありません。
大事なのは、自分を責めるのではなく、心と体をそっと同じ方向に向けてあげること。
今日からほんの少しだけ、意識してみてくださいね。
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