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里親審査に5回連続で落ちました。独身・アパート住まいの私には家族を迎える資格がないの?

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里親お迎えガイドはるか
目次
審査が「厳しい」のには、合理的な理由がある 「独身・アパート」が審査で不利になる構造的な理由 1. 「独身(単身者)」への懸念:飼育継続のリスク 2. 「アパート(集合住宅・賃貸)」への懸念:環境のリスク 私が5連敗から脱出できた「視点」の転換 感情論ではなく、具体的な「対策と証拠」を提示する 資格がないのではなく、「準備」が足りないだけ

里親サイトで運命を感じた子に応募したけれど、お断りの連絡が続く。「今回はご縁がなかったということで…」という定型文を何度も見ていると、「自分には家族を迎える資格がないのだろうか」と不安になる気持ち、よく分かります。

私も最初は5回連続で審査に落ちました。当時は独身で、ペット可のアパート暮らし。自分なりに愛情は持っているつもりでも、結果がついてこない現実に直面しました。

今日は、かつての私と同じ状況にいる方へ、私が5回の審査落ちを経て、最終的に愛猫と巡り会うまでに気づいた「審査の現実」と「必要な視点の切り替え」について、少し冷静にお話ししたいと思います。

審査が「厳しい」のには、合理的な理由がある

審査に落ち続けていた頃の私は、保護団体や募集主の対応を「厳しすぎる」「意地悪だ」と感じていました。「一匹でも多くの命を救いたいのではないか?」と疑問に思っていたのです。

しかし、多くの保護活動者と関わる中で、その認識は改まりました。彼らの厳しさは、感情的なものではなく、非常に合理的な「リスク管理」に基づいているのです。

彼らは、一度過酷な環境に置かれた命を保護し、新しい家族へと繋ぐ役割を担っています。最も避けなければならないのは、譲渡した動物が再び不幸になるリスクです。

  • 脱走による行方不明。
  • 飼育放棄による保健所への持ち込み。
  • 飼い主の事情変化による手放し。

これらのリスクを限りなくゼロにするために、審査は慎重にならざるを得ません。審査とは、応募者の人格をテストする場ではなく、「この子を安全に、生涯幸せにできる環境が整っているか」を確認する、ある種の「監査」のようなものなのです。

当時の私は、自分の「飼いたい」という希望ばかりが強く、命を預ける側の懸念を理解できていませんでした。

「独身・アパート」が審査で不利になる構造的な理由

では、多くの募集で「可」とされていても、実際には審査のハードルが上がる「独身」と「アパート住まい」は、具体的に何が懸念されているのでしょうか。冷静に分析してみます。

1. 「独身(単身者)」への懸念:飼育継続のリスク

これは「愛情不足」を疑われているのではありません。「不測の事態」への対応能力が問われているのです。

  • 本人が病気や事故で入院した場合、誰が世話をするのか。
  • 仕事の状況が変わり、長時間の留守番が常態化しないか。
  • 将来の結婚、転勤などでライフスタイルが変化した際、飼育を継続できるか。

家族世帯であれば分散できるリスクが、単身者の場合は一人に集中します。その構造的なリスクを、募集主は懸念しています。

2. 「アパート(集合住宅・賃貸)」への懸念:環境のリスク

「ペット可」の物件であっても、戸建てと比べると物理的なリスクが存在します。

  • 脱走リスク: 玄関ドアを開ければすぐに共用部、そして外部へと繋がります。二重扉などの構造がない場合、一瞬の隙をついた脱走が起こりやすい環境です。
  • 近隣トラブルと退去リスク: 足音や鳴き声による近隣トラブルが発生した場合、持ち家よりも退去を迫られるリスクが高くなります。「住居を失う=飼育環境を失う」という可能性が危惧されます。

私が5連敗から脱出できた「視点」の転換

5回の審査落ちを経て、私は認識を改めました。「私の熱意を信じてほしい」という感情的なアピールだけでは、審査は通過できないと悟ったのです。

そこで、アプローチを根本から変えました。「私は動物が好きです」と伝えるのではなく、「私はあなたが懸念するリスクを回避できる人間です」と証明することに注力しました。

感情論ではなく、具体的な「対策と証拠」を提示する

審査は、会ったこともない相手との「信用取引」です。信用を得るためには、客観的な「証拠」が必要です。

例えば、「独身」というリスクに対しては、以下のように具体策を提示しました。
「万が一、私が入院した場合は、実家の母(動物飼育経験あり、承諾済み)が預かることになっています。母の連絡先も提出可能です」
「仕事は原則定時ですが、突発的な残業に備え、近隣のペットシッターサービスに登録し、事前面談を済ませてあります」

「アパート」という環境リスクに対しては、言葉ではなく「写真」で証明しました。
「玄関には、ワイヤーネットで自作した高さのある脱走防止ゲートを設置済みです(写真添付)」
「すべての網戸にロックをかけ、窓の内側にもフェンスを設置して二重の対策をしています(写真添付)」

ここまで具体的に準備状況を伝えると、募集主の反応は明らかに変わりました。「リスクを理解し、対策を講じている人」として、初めて対等な交渉のテーブルに乗れたのです。

資格がないのではなく、「準備」が足りないだけ

今、審査に落ちて悩んでいる方へ。

それは、あなたに里親になる資格や愛情がないからではありません。現時点でのあなたの環境や準備状況が、その募集主が想定する基準とマッチしなかった、という事実があるだけです。

必要なのは、自己否定ではありません。「なぜ落ちたのか」を冷静に分析し、足りなかった「準備」と「伝え方」を改善することです。

これからこの場所で、私が実際に審査を通過するために行った具体的な部屋作りの方法や、募集主への効果的な伝え方などを、一つずつ共有していきます。

【今日のまとめ】
 審査落ちは、あなたの人格否定ではない。
募集側の「リスク管理」の視点を理解しよう。
感情ではなく、具体的な「対策」と「証拠」を用意することで、道は開ける。

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里親お迎えガイドはるか
里親審査に何度も落ちた経験から、お迎え成功のコツを研究。審査突破の伝え方や100均DIYなど、役立つ知恵を公開中。忘れたくない記事はあなただけの「攻略ガイド」として手元に残してくださいね。愛する家族との歩みが、誰かの助けや将来の資産になる。そんな体験を一緒に広めましょう。
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