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魂の声をビジネスに乗せる ストーリーデザインのすすめ

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みんちゃん【求人マーケッター】
目次
なんとなく進めてきた経営に、ふと立ち止まる瞬間がある なぜ、ビジネスに“魂の声”を乗せる必要があるのか? “らしさ”を取り戻すストーリーデザインという方法 経営の羅針盤は、あなたの中にある その一歩を、今ここから。

なんとなく進めてきた経営に、ふと立ち止まる瞬間がある

「このままでいいのかな?」

「本当にやりたいことって、これだったっけ?」

「いつからか、やらなきゃいけないことばかり増えてない?」

経営者として走り続けていると、こういう感覚にふと襲われることってありませんか?

売上も出てる。社員もいる。家族も応援してくれている。

それなのに、なぜか心のどこかにぽっかり穴が空いてる気がする。

まるで、自分の人生を他人の脚本で生きてるような、そんな不思議な感覚。

実はこれ、ぜんぜん珍しいことじゃないんです。

むしろ、「本音で生きよう」としている人ほど、必ず一度は通る道だったりします。

今日の話は、そんなあなたに届けたい話です。

なぜ、ビジネスに“魂の声”を乗せる必要があるのか?

ビジネスって、合理的に考えようとすればするほど、

「儲かるか?」「需要あるか?」「競合に勝てるか?」って方向に引っ張られていきますよね。

もちろん、それは大事。僕もマーケティング畑の人間なので、数字も市場も分析します。

でも、です。

それだけでビジネスを設計しようとすると、どこかでズレが生まれてくる。

それは、「自分の本音」と「やってること」の間に、

ほんの少しのスキマができてしまうから。

そのスキマ、最初は気にならないんです。

でも、時間が経つにつれて、じわじわと広がっていく。

気づけば、朝起きるのが重くなる。やる気が出ない。何かモヤモヤする。

これ、体のサインなんですよ。

「ちょっと待って。本当はこっちに進みたいんだけど」っていう、魂の声なんです。

“らしさ”を取り戻すストーリーデザインという方法

じゃあ、どうすればいいのか?

答えはシンプルです。

「魂の声」を言葉にして、「ストーリー」として形にし、それを「行動」に落とし込む。

この流れを意識的に設計していくことが大切なんです。

これを、僕は“ストーリーデザイン”と呼んでいます。

例えば、よくある話ですが──

ある社長がいました。社員も数十人いて、地元でも有名な会社。

でも本人はいつも言ってたんです。「うちの会社、何屋かわからんようになってきた」と。

理由を聞いていくと、どうやら創業時の想いやビジョンが、

いつの間にかお金や人の都合に飲まれてしまっていた。

その社長に、「最初に、この事業をやろうと思ったときのきっかけ、覚えてますか?」と聞いたんです。

すると、しばらく沈黙したあと、こう答えてくれました。

「親父が倒れたときにさ、仕事も人間関係も全部崩れて、ほんとに苦しかったんだ。

 でも、あのとき助けてくれたのが“地元の人”だった。

 だから、俺はこの街に“恩返しできるような仕事”がしたかったんだよね。」

そう言った瞬間、空気が変わったんです。

目が違った。声のトーンも変わった。

そこに「魂の声」があったんです。

そこから、その社長は事業の方針も打ち出しもガラッと変えました。

「恩返し」を軸にしたサービス設計やPRを始めたところ、社員の熱量も顧客の反応も変わった。

不思議ですけど、人は“本音”に惹かれるんですよね。

経営の羅針盤は、あなたの中にある

ビジネスに行き詰まりを感じたとき。

それは市場が悪いんでも、社員の質が低いんでもなくて、

「あなたが、自分の魂の声とズレてきたよ」っていう合図なのかもしれません。

人を動かすのは、ノウハウよりもストーリーです。

そのストーリーは、誰かの借り物じゃなく、あなた自身の人生の中にあります。

転職したあのとき、初めて部下を持ったとき、倒産しかけたとき、泣きながら家族に謝ったあの日。

ぜんぶ、あなたの物語なんです。

それを思い出して、言葉にするだけで、動き出すものがある。

だから、僕はこう提案したい。

「あなたのビジネスに、魂の声を乗せてみませんか?」

「かっこいい言葉」である必要なんてありません。

「なんでこの仕事をしてるのか?」を、たった一言でいいから、自分の言葉で語ってみてください。

その言葉は、きっと、あなたの人生の地図になる。

そしてそれは、社員や家族、関わる人たちの希望にもなる。

その一歩を、今ここから。

もし、何から始めていいかわからないなら、まずはこんな問いを投げかけてみてください。

・この仕事を始めたとき、どんな気持ちだった?

・最近、心が動いた瞬間っていつだった?

・今、自分が本当に大切にしたい価値観って何?

この問いに答えてみるだけで、

「あ、自分ってこういう想いで動いてたんだ」って、何かがつながり始めます。

そして、その想いを、誰かに話してみてください。

社員でも、パートナーでも、友達でも、あるいはノートでもいい。

それが、あなたの“魂の声”が現実に出ていく最初の一歩になります。

経営という旅の途中で、見失いそうになった自分自身を、もう一度迎えに行く。

その旅に必要なのは、カッコいいスキルや知識じゃなくて、

ただ、自分の中にある「物語」とちゃんと向き合う勇気だけです。

さあ、次はあなたの番です。

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