『やってみたいけど…』が動き出すとき。 セカンドライフを変える“小さな挑戦”のすすめ
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🌱第1章:
なんか、ちょっと退屈──でも、それって悪くない
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こんにちは、皆さん。
今日も、“あなたの心にそっと寄り添う時間”、ゆるっと始めていきましょうね。
さて、前回の動画や記事を見てくださった方は、こんなふうに思ったかもしれません。
「人生の後半、こんなにいろんな“壁”があるなんて、正直びっくりしましたよ」
そうなんです。
私たちが普段なにげなく過ごしている中にも、
“気づいてないだけで意外と大きなハードル”って、たくさんあるんですよね。
孤独感とか、人との距離感とか、思ったように動けない身体とか──
それって、目に見えにくいからこそ、やっかいなんです。
でも、だからといって「全部を変えなきゃ」とか「何か大きなことをやらなきゃ」なんて、思わなくていいんです。
むしろ今回からは、ちょっと違う視点でお話を進めていきたいなと思ってます。
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それは──
「そんな現実の中でも、“ちょっと楽になる”方法があるんじゃないか?」
「“今の自分”だからこそ、できることがあるんじゃないか?」
そんな、“心のほぐし方”や“やさしい挑戦のヒント”について。
たとえば、
「やることはあるんだけど、なんとなく気が乗らない」
「テレビはついてるけど、ぼーっと見てるだけ」
「スマホで動画は流してるけど、心は動いてない」
──そんなふうに、“なんとなく退屈”を感じてる方、実はすごく多いんです。
でもそれって、ある意味チャンスかもしれません。
だって、気づいてしまったからこそ、「じゃあ、何か小さく始めてみようかな?」って思えるタイミングなんですから。
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今回からは、そんな“心がふっと動き出すきっかけ”になるような趣味や挑戦の
お話を、できるだけわかりやすく、そして「やってみようかな」って思える形でお届けしていきますね。
「新しいことなんて、もう自分には無理だよ」
そう思っているあなたにこそ、届けたいんです。
だからこそ、まずはこの章では、
「ちょっと退屈かも」と感じたその“モヤモヤ”が、実はすごく大事なサインだということ。
そのあたりから、いっしょに見つめ直していきましょう。

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🌱第2章:
「やりたいことなんて、ないよ」──本当にそうでしょうか?
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「趣味なんて、特にないですね」
「昔から“これ!”っていうの、なかったんです」
…そんな言葉をよく聞きます。
たぶん、あなたもどこかで口にしたことがあるかもしれません。
でもね、このように思うんです。
“やりたいことがない人”って、本当はいないんじゃないかなって。
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ただ…
・それがハッキリ見えていなかったり、
・言葉にできなかったり、
・ちょっと“埋もれてるだけ”だったり。
そんな感じなんじゃないかって思うんです。
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たとえば──
・昔、学校の図工の時間が好きだった。
・おままごとでお店屋さんごっこをしてたのが楽しかった。
・家族旅行のしおりを手書きで作ったことがある。
・夏休みにラジオ体操のハンコを集めるのがやけにうれしかった。
そういう小さな記憶、ありませんか?
「それが何になるの?」って思うかもしれません。
でも、それって立派な“種”なんですよね。
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もしかしたら──
その図工の楽しさが、今のDIY好きにつながるかもしれないし、
お店屋さんごっこが、今ならフリマアプリやイベント出店に変わるかもしれないし、
旅行のしおりづくりが、動画編集やブログに変化するかもしれない。
ほら、ちょっと面白くなってきませんか? 😊
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「何もないよ」と思ってる人ほど、実はたくさん持ってる。
ただ、“それが趣味だって思ってなかった”だけなんですよね。
あと、ちょっとした会話の中にもヒントがあります。
「この前テレビでやってた○○、ちょっとやってみたいかも」
「知り合いが写真始めたって言ってたけど、なんかいいなって思った」
…それ、見逃さないでください。
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あなたの“ちょっとだけ反応した心”──
そこにこそ、これからの楽しみのヒントがあるかもしれません。
次章(第3章)では、そうは言っても「自分には向いてない」「センスがない」と思ってしまう
“心の壁”に優しく向き合っていきます。

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🌱第3章:
「自分にはセンスがない」──その言葉、誰の声ですか?
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「…やってみたい気持ちはあるんですけど、私、センスないんで」
これ、よく聞きます。
もしかしたら、あなたも言ったこと、あるかもしれませんね。
でもちょっと考えてみてください。
「センスがないから、やらない」って、ほんとうに正しい理由でしょうか?
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たとえば──
絵がちょっと下手でも、描いてる時間が楽しかったら、それでいいんじゃないでしょうか。
編み物の目がそろってなくても、「これ、自分で作ったんだ〜」って話せた
ら、それってすごく素敵なことじゃないですか?
・上手にできることが、“やる理由”じゃない。
・楽しいからやる。夢中になれるから続ける。
それだけで、もう十分なんですよ。
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そもそも、誰と比べて“センスがない”って言ってるんでしょう?
プロ?SNSでバズってる人?
でもあの人たちだって、最初からすごかったわけじゃないですよね。
もしかしたら、それって「自分にちょっと期待しすぎてた」だけなのかもしれ
ません。
もっと言えば、「うまくできなかったら恥ずかしい」って思っちゃう気持ち
も、すごくわかります。
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でも、大人になった今だからこそ、**“下手でも笑える余裕”**って、むしろ武
器なんですよ。
周りに「すごいね!」って言われなくてもいい。
自分が「楽しい!」って思えたら、それがいちばんのご褒美です。
それにね、思いきって始めてみた人の中には、
「最初は全然できなかったけど、今はもう日課になっちゃって」って笑う方が、たくさんいらっしゃるんですよ。
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最初の一歩は、誰だってぎこちない。
でも、その一歩こそが、「退屈な日常」と「ちょっと面白い毎日」を分ける
境界線なのかもしれません。
だから、「センスがない」なんて言葉で、自分を縛らないでくださいね。
次の第4章では、いよいよ具体的に「どんな趣味があるのか?」を、ひとりでも始めやすいものに絞って紹介していきます。

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🌱第4章:
60代からの“静かな挑戦”は、心の若返り。
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さあ、ここからはちょっと現実的なお話をしていきましょうか。
「センスなんて気にしなくていいよ」と言われても、
「で、結局なにから始めればいいの?」って思いますよね。
大丈夫。
ここでは、“今からでも一人で気軽に始められる”趣味をいくつかご紹介します。
どれも特別な準備や高価な道具はいりません。
あなたの暮らしに、そっと入り込んでくれるものばかりです。
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🧶 ① 手芸や編み物
昔ちょっとだけやったことがある人も、まったくの初心者さんもOK。
100円ショップでも材料が手に入りますし、YouTubeで作り方の動画を見ながら進められます。
一目一目がつながって、形になっていくあの感じ──
なにより「手を動かす」って、それだけで心が落ち着くんですよね。
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🪴 ② ベランダガーデニング・家庭菜園
土いじりって、なんであんなに癒やされるんでしょう?
小さな鉢にハーブを植えてみたり、ミニトマトを育ててみたり。
朝、カーテンを開けて芽が出てると、「おっ!」ってちょっと嬉しくなりますよ。
それだけで、一日のスタートがちょっと変わるんですよ。
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📝 ③ 日記・エッセイ・俳句
「言葉にする」って、意外と心に効くんです。
誰に見せるわけでもない、自分のためだけのノート。
今日の空、見た夢、気になったひとこと──
それを書き留めるだけで、心が整う瞬間ってあります。
俳句や短歌をやってみたい人には、地域のサークルもおすすめですよ。
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📷 ④ 写真散歩
スマホ一台で始められる、お手軽かつ奥の深い趣味。
季節の花、近所の猫、空のグラデーション──
「これ、なんかいいな」と思った瞬間をパチリ。
後で見返すと、「こんなに日常って美しかったんだ」って思えるかもしれません。
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🎨 ⑤ 塗り絵やパズル、脳トレ系
最近では“大人の塗り絵”なんてのも人気ですね。
細かい作業に集中することで、雑念がスーッと消える感じ。
「今日もひとつ、完成させたぞ」っていう小さな達成感もまた格別です。
いかがですか?
なんかこう、「あ、これなら…ちょっとやってみようかな」って思えたもの、ありましたか?
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大切なのは、「人に自慢できる趣味」じゃなくて、
「自分の気持ちが動く趣味」を見つけることです。
静かで、地味で、派手じゃない。
でも、自分だけの“ちいさな挑戦”。
それが、人生の後半戦をしっかり支えてくれるんです。
次章では、さらに一歩進んで「人とつながる」ことによって広がる楽しさ、
つまり“趣味が生み出す人間関係”について、やさしく深掘りしていきます。

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🌱第5章:
「ひとりでも楽しい」けど、「誰かと分かち合える」ともっと楽しい。
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「趣味って、ひとりでこっそり楽しむものだと思ってました」
ある方がそう言ってくれたことがあります。
たしかに、はじめの一歩って、静かに自分と向き合う時間だったりしますよね。
だけど、しばらく続けているうちに、ふとこんな気持ちが出てきたりします。
「これ、誰かに見せたいかも」
「ちょっと話してみたいな」
「あの人、同じのやってるって言ってたなぁ…」
それって、心が「分かち合いたい」と感じたサインなんですよね。
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🧵「手芸サークルに行ってみたら、まさかの再会が」
ある女性は、地元の公民館で開かれている手芸サークルに参加したそうです。
「正直、ドキドキしましたよ。知らない人ばかりだし…」と笑いながら。
でも、会場に入ってすぐ、学生時代の同級生とバッタリ。
話が弾んで、今では毎週一緒にお茶を飲む仲に。
「一歩踏み出さなかったら、こんな再会もなかったですね」と、しみじみ話してくれました。
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🧩「ただの趣味」が、「人と人をつなぐ橋」になる
趣味って、不思議なもので──
年齢も性別も関係なく、「それ好きなんですね!」だけで一気に距離が縮まるんです。
・同じ講座に通うようになって自然に話すようになったり
・写真の撮り方を教え合ったり
・作品を見せ合って笑い合ったり
その時間って、なんてことのない日常なのに、
なんだかすごくあったかいんですよね。
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🤝「新しい友だちは、年下だった」
ある男性の話では、地域の俳句講座に通っていたところ、
自分よりずっと若い人と仲良くなったそうです。
「最初は話しかけづらかったけど、俳句の話してたら、すっごく
盛り上がって」
世代を超えて、趣味が“共通言語”になる瞬間ってあるんですよね。
もちろん、誰かとつながることに無理をする必要はありません。
でも、ちょっとでも「話せてよかったな」と思える瞬間があったら、
それだけで、その趣味の楽しさが何倍にもなる気がするんです。
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そして何より──
「楽しそうにしているあなたを見て、まわりの人もうれしくなる」
これ、ほんとにあるんです。
「最近、元気そうだね」って言われるようになったら、
それはきっと、“心が前を向き始めたサイン”かもしれません。
次の第6章では、そうして始めた趣味や挑戦の中で出てくる「最初の壁」につ
いて、どう向き合うか、どう乗り越えるか。
リアルな声をもとに、一緒に考えていきましょう。

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🌱第6章:
うまくできなくても、続かなくても、大丈夫。
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さて──
どんな趣味でも、どんな挑戦でも、
始めたばかりの頃って、なんだかうまくいかないことのほうが多いんですよね。
・手芸を始めてみたけど、途中で手が止まってる
・ベランダに植えた苗が枯れてしまった
・文章を書き始めたけど、3日で止まってしまった
「やっぱり私には向いてないのかな」
「なんでこんなに続かないんだろう」
そうやって、自分を責めたくなる日もあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってくださいね。
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☕「続かなかった」のは、“ちゃんと始めた”証拠です
そもそも、「続かない」って言えるのは──
あなたが何かを始めたからこそ、出てきた言葉なんです。
何もしていなければ、つまずくこともない。
でも、あなたはちゃんと動いた。
それだけで、ほんとうにすごいことなんです。
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🧩「完璧主義さん」は、ほどほどでOK!!
完璧にやろうとして、最初から張り切りすぎちゃう人もいます。
初日に3時間も熱中して、翌日は燃え尽きてしまった…なんてことも。
でも、趣味ってそもそも「義務」じゃないんです。
疲れたら休んでいいし、飽きたら他に目を向けてもいい。
**“戻ってこれる場所”**として残しておけば、それで十分なんですよ。
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💬「他の人はうまくやってるのに」──って、ほんと?
SNSや人の話を聞いていると、「みんなちゃんと楽しんでるのに、自分だけ
が…」って思うこと、ありますよね。
でも、見えているのはあくまで“うまくいってるところ”だけ。
本当はみんな、つまずいて、悩んで、やめたこともあるんです。
実際に、インタビューで聞いたことがあります。
「3回やめましたよ。でも、また戻ってきたんです。
いまは“3回も戻ってきたんだから、好きなんだな”って思えるようになりました。」
この言葉、なんだかすごくあたたかいと思いませんか?
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🚶♀️“続ける”じゃなくて、“戻ってこれる”を目指そう
続けなきゃ、ちゃんとやらなきゃ──って思うと、趣味が重たくなってしまいます。
それよりも、「気が向いたときに戻ってこれる場所」って思ってみてください。
それなら、ちょっと離れても罪悪感もないし、再開するのもラクですよね。
「うまくいかなくていい」
「続かなくても、また始めればいい」
「やってみたこと自体が、すでに前進」
この第6章では、そんな気持ちを大切にしてみました。
次の第7章では、「趣味ってお金がかかる…」という不安や誤解について、
実は“工夫次第でかなりお得に楽しめる”ということをお伝えしていきます。

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🌱第7章:
「趣味って、お金がかかる」──ほんとうにそうでしょうか?
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「趣味を持とうって言われても…、そんなにお金かけられないよ」
よく聞く声です。たしかに、そうですよね。
定年後、収入が限られている中で、趣味に月々何千円も、何万円も使うのは
正直むずかしい。
そう思うのは、自然なことです。
でも──
実は、お金をかけなくても楽しめる趣味、いまはすごく増えてるんですよ。
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💡100円ショップ、図書館、地域施設をフル活用!
まず、いちばん身近な味方が「100円ショップ」。
最近の品揃え、すごいんです。
手芸道具、画材、ガーデニング用品、ノート、色鉛筆…
「これが100円でいいの?」って思うようなクオリティのものがズラリ。
とくに初心者のうちは、「とりあえず試してみる」のにちょうどいい。
図書館も見逃せません。
趣味の本、レシピ本、俳句の入門書──
しかも無料で、何冊も借りられる。
さらに地域の公民館や市民センターでは、
無料またはワンコインで参加できる講座も多いんです。
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📱YouTube先生、いまやプロ級。
「やり方がわからないから、最初の一歩が踏み出せない」
そんなときは、YouTubeで検索してみてください。
「初心者向け 編み物」
「60代からのストレッチ」
「おうちで簡単カラオケ練習」──
動画で見られるって、ほんとうに助かります。
自分のペースで、何度でも繰り返し見られるし、
「これならできそう」って思える瞬間がきっとあります。
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🌿自然そのものが、最高の“教材”
そして忘れちゃいけないのが、「自然」です。
散歩、空を見上げること、野鳥観察、季節の花を写真に撮ること──
全部、無料です。
歩いてるだけで見つけられる“ちいさな発見”は、
ほんとうにたくさんありますよ。
「今日の空、いいなあ」って思えるだけで、
その日はちょっといい一日になる。
それって、立派な“趣味の入り口”なんです。
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💬「お金がかからない=楽しめない」じゃない。
ついつい、「道具を揃えなきゃ」「ちゃんとしたものを買わなきゃ」って
思いがちですが、本当に大切なのは、**“心が動くこと”**なんですよね。
初めはお金をかけずに試してみて、「もうちょっとやってみたい」と思った
ら、少しずつ買い足していけばいい。
逆に言えば、お金をかけなくても“楽しい”って思えたら、それは本物の趣味です。
「趣味=贅沢」じゃなくて、
「趣味=日常の中の、ささやかなよろこび」
そう思えたら、きっともっと気楽に始められるはずです。
次の第8章では、こうして始めた趣味がどんなふうに“日々の気持ち”を変えてく
れるのか、「心の変化」を中心に、体験談やエピソードを交えてお届けしていきます。

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🌱第8章:
気づいたら、心がちょっと軽くなっていた。
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何かを始めるときって、たいてい“ちょっとしたきっかけ”ですよね。
・それは友だちとの雑談だったかもしれないし、
・テレビで見た何気ないシーンだったかもしれないし、
あるいは、「ヒマつぶしにでも…」と手を伸ばした小さな行動だったかもしれません。
でも、気づいたら──
「今日、一日があっという間だったな」
「あの時間、すごく集中してた」
「なんか、昨日より気分がいいかも」
そんな“ちいさな変化”が、静かに心の中で起きているんですよね。
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☕「やることがある」って、思ってた以上に安心する
ある女性はこう言っていました。
「今日はこの続きをやろう、って思えるだけで、朝がちょっと楽しみになるんです」
ほんの15分でも、自分のために使う時間があると、
不思議と“生きてる感覚”が戻ってくるんです。
時間が過ぎていくのをただ見ていた日々から、
“時間を使ってる実感”が持てるようになる。
それって、意外と大きなことなんですよ。
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🌸「生活にリズムができた」って声、多いです
・趣味を始めたことで、朝の散歩が日課になった。
・毎週火曜の手芸サークルが楽しみになった。
・昼食後にちょっとだけ塗り絵をするようになった。
…そんなふうに、「自分のペース」が生まれるんです。
これは、歳を重ねるほどにありがたいこと。
誰かに合わせるでもなく、誰かに急かされるでもなく、
“自分のための時間”を持てるようになるって、すごく贅沢なことなんです。
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🪞「気づいたら、鏡の前で笑ってた」
ある男性は、趣味のカラオケアプリにハマったそうです。
「誰に聞かせるわけでもないけど、声を出してるだけでスッキリする」って。
そしてこんなふうに話してくれました。
「歌っててね、最後に画面に映った自分の顔がすっごく笑ってたんですよ。
あれ、自分で自分にびっくりしました(笑)」
これって、とても素敵なことだと思いませんか?
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🌼 “ちょっと心が動いた”が、積み重なっていく
・大きな変化じゃなくていい。
・派手な達成感なんか、なくてもいい。
・でも、今日、少しだけ楽しかった。
・昨日より、ちょっとだけ気持ちが明るかった。
そういう「ほんの少しの気持ちの変化」こそ、
長い目で見れば、ものすごく大きな力になるんです。
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あなたの中で、もしも今──
「なんか、最近ちょっとラクかも」って感じてることがあったら、
それはきっと、あなた自身が前に進み始めた証拠です。
次の第9章では、そんな前向きな流れの中でつまずきがちな、
「でも、他人と比べてしまう…」という気持ちとの向き合い方について、
やさしくお話していきます。

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🌱第9章:
「他の人と比べちゃう」──それ、すごく自然なことです。
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せっかく趣味を始めて、なんだか楽しくなってきた。
「最近ちょっと元気出てきたかも」なんて思っていたある日──
ふとSNSや他の人の話を聞いて、心の中でモヤモヤがわいてきます。
「えっ…あの人、もう作品を販売してるの?」
「あの人の写真、めっちゃオシャレ…」
「私なんて、まだ全然じゃないか…」
こんなふうに、“他人のペース”がまぶしく見えて、
自分の歩みが急にちっぽけに思えてしまう瞬間って、ありませんか?
あるんです。
そしてそれって、ぜんぜん悪いことじゃないんです。
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💭「比べてしまう」自分を責めないで
まず、大前提として──
人と比べるのって、当たり前のことなんですよね。
だって、人間ですもの。
見えちゃったら、気になっちゃいます。
でも大事なのは、「比べたあと、どう自分と向き合うか」なんです。
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🧘♀️「あの人はあの人。私は私。」
ちょっと陳腐に聞こえるかもしれませんが、
ほんとうにこれに尽きるんですよね。
たとえば、
・体力のある人は、たくさん外に出て活動できるかもしれない
・手先の器用な人は、複雑なものも作れるかもしれない
・言葉のセンスがある人は、SNSでたくさん「いいね」がつくかもしれない
でも、その人たちにだって、見えない悩みや苦労があるかもしれない。
そして、あなたにしか見つけられない“楽しみのカタチ”も、ちゃんとあるはずなんです。
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🌿あなたの“今の歩幅”が、いちばん心地いい
・大きくジャンプしなくてもいい。
・毎日やらなくてもいい。
・途中で休んだって、戻ったっていい。
あなたの心と身体に合った歩き方が、ちゃんとあるんです。
もしかしたら、誰にも言わずにひとりで楽しんでるあなたのその趣味、
誰かが見たら「いいなあ」って思ってるかもしれませんよ。
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💬「すごいね!」じゃなくても、十分に価値がある
「うまいね」
「すごいね」
「プロみたいだね」──そう言われることだけが、評価じゃないんです。
むしろ、
「なんか楽しそうだね」
「あなた、前より元気そう」
そう言われたら、きっとあなたの“心が動いてる証拠”です。
比べたくなったら、深呼吸して、こうつぶやいてみてください。
「私は、私のペースで。いまを楽しんでるから、それでいい。」
次の第10章では、そんなふうに“自分のペース”を大切にした先にある、
「何歳からでも挑戦はできる」という、実例にあふれた明るいお話をお届けしていきます。

🌱第10章:
挑戦は、何歳からでも遅くない。
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「新しいことに挑戦する」って、若い人だけのものだと思っていませんか?
実は、人生の後半に差しかかってからの挑戦って──
ものすごく価値があるんです。
それは、経験もあって、心も落ち着いていて、
「自分が本当にやりたいこと」を選べるから。
「若いころは時間がなかった」
「子育てや仕事で、自分のことは後回しだった」
そんな人たちが、今ようやく“自分の番”を迎えているんです。
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🎨 70代で絵を始めた女性の話
ある女性は、70歳になってから絵を描き始めました。
きっかけは、孫に「おばあちゃん、なんか描いて!」って頼まれたこと。
最初は恥ずかしがりながら、クレヨンで描いた絵。
それを見た孫が「すっごくかわいい!」と笑ったのが、すべてのはじまりだったそうです。
それからというもの、図書館で絵の本を借りたり、
100均でスケッチブックを買ったり。
いまではご近所の掲示板に作品を飾るまでに。
「70から始めて、まさか“自分の絵”が誰かに見てもらえるなんて思わなかった」と、笑顔で話してくれました。
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🎥 80歳で動画編集を学び始めた男性
退職後の時間を持て余していた男性。
ある日、YouTubeを見ていてふと思ったそうです。
「これ、自分でも作ってみたいなあ」
最初は操作すらわからなかった。
でもスマホで動画を撮って、パソコンで少しずつ学んで──
いまでは、趣味のガーデニングを紹介するチャンネルを開設。
「チャンネル登録者は少ないけど、見てくれる人がいるだけで楽しい」と。
挑戦って、こういうことなんだなって思います。
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💬「やってみたい」って思ったら、もう始まってる
たとえ実際に始めるまでに時間がかかったとしても、
「心がちょっと動いたその瞬間」こそが、挑戦の始まりなんです。
・誰かに認められなくてもいい。
・上達が遅くてもいい。
・休み休みでも、回り道でも、まったくかまわない。
大切なのは、「やってみたい」って思った自分の気持ちに、
ちゃんと向き合ってあげること。
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🌱人生の後半こそ、“自分らしい挑戦”を
若いころの挑戦は、“誰かに認められるため”だったかもしれない。
でも今は、“自分の心を喜ばせるため”の挑戦ができる。
それって、ものすごく自由で、豊かなことじゃないでしょうか?
次の第11章では、そんなふうに何かに夢中になるあなたの姿が、
家族やまわりの人にどんな“あたたかい影響”を与えていくのか──
「つながりの変化」について、お話していきます。

🌱第11章:
楽しそうなあなたを見て、まわりもほっとしてる。
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「最近、お母さん楽しそうだね」
「なんか、表情がやわらかくなった気がする」
「パートナーが毎日ちょっとご機嫌」──
これ、すべて実際にあった声です。
自分の趣味や挑戦って、最初は「自分だけの時間」のつもりだったのに、
気づいたらまわりにも、じんわりといい変化が波及していくんですよね。
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☕あなたが笑うと、家の空気がやさしくなる
ある女性は、こう話してくれました。
「以前は、家族に気を遣いすぎて“疲れた顔”ばかりしてたかも。
でも趣味の教室に行ったあとは、自然と笑顔で帰れてる気がするんです。」
特別なことはしていないのに、「今日はどうだった?」って家族が話しかけて
くれるようになったそうです。
その笑顔、もしかしたら、何より家族が“ホッとしている瞬間”なのかもしれま
せん。
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💬「一緒にやってみようかな」と言い出した孫
趣味を始めたおばあちゃんを見て、最初は遠巻きに見ていたお孫さん。
でもある日、ぽつりと「それ、私もやってみたい」と言ったんですって。
スマホばかりだった子が、いまは塗り絵や俳句を一緒に楽しむ時間も。
世代を超えて心がつながる、ほんとうに素敵な瞬間ですよね。
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🤝パートナーとの距離感が、ちょっとだけやさしくなる
長年連れ添ったご夫婦のあるある話として──
「毎日顔を合わせてるのに、最近あんまり話してないなあ」ってこと、
ありますよね。
でも、何かに夢中になっているあなたを見て、
「なにそれ? 面白そうだね」とか、
「最近ちょっと楽しそうだな」って感じてくれたりする。
会話が戻ってきた、と話す方も多いんです。
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🌼「無理してる」って心配されていたあなたが、「元気そうだね」
に変わる趣味にハマりはじめた頃、家族や友人に「それ、疲れない?」
なんて言われたことがあるかもしれません。
でも、続けているうちにその言葉は変わります。
「なんか最近、元気そうで安心したよ」
それって、あなたの**“心の回復”が伝わっている証拠**なんですよ。
あなた自身が心から楽しんでいる姿って、
ほんとうに、まわりにとってもあたたかいんです。
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誰かに気を遣わなくても、無理に何かをしてあげなくてもいい。
“自分が満たされている姿”が、周囲への最大のギフトになる。
そんなふうに思えたら、きっと日々がもっと軽やかになると思うんです。
次の第12章、いよいよ最後の章では、これまでのすべてを受けて、
**「あなたの人生に、もう一度ワクワクを」**というメッセージで
締めくくります。

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🌱第12章:
あなたの人生に、“もう一度ワクワク”を。
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ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
今日のこの時間が、あなたの心にとって、ちょっとやさしい風になっていたら──
それだけで、私はすごくうれしいです。
人生の後半って、なんとなく“減っていく”イメージを持たれがちです。
時間が減る、体力が減る、人との関わりが減る…。
でもね、本当はそうじゃないんです。
心は、いくつになっても“増やしていける”んです。
・自分のための時間が増える
・楽しみの種類が増える
・新しい出会いが増える
・自分を好きになれる瞬間が増える
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──それが、「趣味」や「挑戦」がもたらしてくれる、小さくて確かな贈り物。
「何か始めてみたい」って思えたら、
それはもう、新しい一歩の準備ができている証拠です。
その一歩が、ちいさくても、ゆっくりでも、回り道でも──
ちゃんと、あなただけの道になります。
あなたの人生は、
これからだって、ちゃんと“ワクワク”していいんですよ。
このチャンネルでは、
そんな“セカンドライフを豊かにするためのヒント”を、これからも一緒に探し
ていきます。

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🌷 いいね登録で、あなたの「これからの時間」がもっと自由に、
もっと軽やかになりますように。
ぜひ【コメント】欄でも、あなたの“挑戦したいこと”や、
“始めてよかったこと”を教えてくださいね。
あなたの声が、きっと誰かの背中をそっと押すはずです。
そして次回は、セカンドライフ・心シリーズの“原点”ともいえるテーマ──
「老後の孤独」について、お話しします。
「一人の時間って自由だけど、なんか寂しい」
「誰にも頼らずに生きていきたい。でも、ほんとは誰かとつながっていたい」
そんな複雑な気持ちに、やさしく光を当てていきます。
ぜひ次回も、楽しみにお待ちください。
今日も、あなたの時間に寄り添えたことに感謝を込めて──
それではまた、次回お会いしましょう。

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