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採用成功の9割は“準備”で決まる。中小企業が見落としがちなこと

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採用成功の9割は“準備”で決まる。中小企業が見落としがちなこと

採用成功の9割は“準備”で決まる。中小企業が見落としがちなこと

「最近、求人出しても全然応募が来なくてさ…」

中小企業の社長さんたちから、よく聞くフレーズだ。

しかも、それだけじゃ終わらない。

「ようやく来ても、思ってた感じじゃないんだよね」

「面接に来て、なんか微妙な空気で終わって、結局不採用」

「採用しても、3ヶ月で辞めちゃった」…って。

もし、あなたもこんなモヤモヤを感じていたら、ちょっとだけ立ち止まって考えてほしい。

採用活動って、求人票を出すことから始まると思っていませんか?

実は、採用成功の9割は“その前の準備”で決まっている。

求人票を出す前に、もう勝負は始まってるんです。

採用できる会社って、どんな会社?

たとえば、あなたが転職活動をしているとします。

求人情報を見て「おっ、ここ良さそうだな」と思っても、会社のホームページが5年前から更新されてなかったら…?

社員の顔も出てこないし、雰囲気もよくわからない。正直、ちょっと不安になりますよね。

これ、逆の立場でも同じです。

求人票の中身だけで応募者が決めていると思ったら、それは大きな誤解。

今どきの求職者は、求人票を見たあとに必ず「検索」します。

Googleで、SNSで、口コミサイトで、ホームページで…

会社の“気配”を探してるんです。

そのときに、情報が古かったり、なんの発信もしていなかったりすると、

「ここ、ほんとに大丈夫かな?」って、心のどこかでブレーキがかかってしまう。

どんなにいい条件を出しても、そこでスルーされてしまったら、もったいないですよね。

求人票を出す前にやるべきこと

じゃあ、採用成功のために必要な“準備”って、なんなのか?

大げさな話じゃなく、今日からでもできることばかり。

ここで、いくつか事例を交えながらご紹介していきます。

――ある製造業の会社では、求人が全然来なかった。

社長は、「ウチなんて田舎の小さな工場だから、誰も来ないんだよ」と言っていた。

けれど、実際に話を聞くと、スタッフの雰囲気もよくて、社内の関係も悪くない。

働きやすさもそれなりに整っている。

そこでまずやったのが、社員インタビューを撮影してホームページに掲載したこと。

スマホでインタビュー動画を撮って、社長の想いも一緒に掲載。

するとどうなったか?

3ヶ月後、「社長の言葉に惹かれて応募しました」という人材が面接に来た。

求人媒体は同じ。でも“伝え方”が変わると、集まる人も変わる。

このとき社長がしみじみ言っていたのが、「求人票を出す前に、ウチがどんな会社か、ちゃんと“見える化”しないとダメだったんだな」ってこと。

もう一つ紹介しよう。

ある飲食店のオーナーは、求人の応募がパタリと止まった。

周辺にはチェーン店が続々とオープンし、時給でも勝てない状況。

「これじゃ誰も来ない」と諦めかけたそのとき、

「じゃあ、“ウチで働く理由”って何なんだろう?」って問い直した。

そこで出てきたのが、「お客様との距離感」「社員全員でお店を作る感覚」などの“言葉になっていなかった魅力”。

その価値をInstagramで日々発信しはじめた結果、半年後には「投稿を見て働いてみたくなりました」という応募がぽつぽつ入ってくるように。

求人票を書き直したわけじゃない。

でも、“採用できる状態”になったことで、風向きが変わった。

求人とは「鏡」である

採用活動って、不思議なもので、求人票は鏡みたいなものだなと思う。

「どんな人が来るか」は、「どんな会社であるか」の映し鏡。

つまり、“今の会社の状態”が、そのまま応募者に映って見えるということ。

・働いている社員が楽しそうか

・会社の雰囲気に誇りを持っていそうか

・理念がきちんと社内に浸透しているか

・社長が社員と向き合っているか

これらがにじみ出ていれば、自然と「ここで働いてみたいな」と思ってもらえる。

逆に、そういう“空気”がまったく見えない会社は、どれだけ条件を整えても、なかなか人は集まらない。

「準備」に力を入れることが、一番の近道

だからこそ、採用成功の9割は“準備”で決まる。

準備と言っても、大げさなものじゃない。

・社長の想いを言葉にする

・社員の声を引き出す

・社内のリアルな雰囲気を写真や動画で見せる

・理念やビジョンをきちんと発信する

こういった小さな取り組みが、積み重なると会社の“磁力”になる。

それが、求人票以上に人を惹きつける力になる。

まずは「今の会社を見直す」ところから

もし、今「採用がうまくいかないな」と感じていたら、

求人媒体を変える前に、求人票の文言をいじる前に、まずは自社をじっくり見つめてみてほしい。

あなたの会社が、“応募したくなる会社”になっているかどうか。

・社長として、どんな仲間と働きたいか?

・今の会社に、その魅力がにじみ出ているか?

・求人を見た人が、ワクワクするような何かがあるか?

採用は「出す」ことじゃなく、「迎える準備をする」ことから始まる。

その準備こそが、これからの採用戦略で一番重要になってくる。

「遠きに行くには、必ず邇きよりす」

いきなり“理想の人材”に出会うことなんて、そうそうない。

でも、いま目の前の「会社のあり方」を整えることで、

未来の採用が、少しずつ、確実に変わっていく。

求人は、未来への入口。

そしてそのドアが開くかどうかは、ドアの“前”で決まる。

さぁ、準備から始めよう。

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