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Z世代の採用は“付き合い方”で決まる。採用広報の新・正解

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みんちゃん【求人マーケッター】
目次
見られているのは、スペックじゃない 採用=付き合いのはじまり 具体的にどうする?付き合い方の見せ方3選 1. 採用ページに「社長の失敗談」をのせる 2. SNSで日常を出す(キラキラ感ゼロでOK) 3. 面接で「うちに向いてない人」の話をする ゴールは「また会いたい」と思われる会社

あなたの会社の採用活動、こんなふうになっていませんか?

「うちの会社はアットホームです」

「将来性があります。長く働けます」

「地域に根ざした安定企業です」

言ってること、たしかに“正解”かもしれない。でも、その正解、Z世代には届いてますか?

実は今、Z世代の就活生や若手社員たちは、企業の“付き合い方”を見て会社を選んでいます。しかも、しっかりとした基準で、シビアに。そしてめちゃくちゃナチュラルに。

つまり、「いい会社に入りたい」じゃなくて、「この人たちとなら付き合っていけそう」

これが判断軸になっているわけです。

でも多くの中小企業の社長が、未だに“条件”や“待遇”だけで勝負しようとしている。そのズレが、採用の結果に出ているんです。

今日はそのズレを解消するために、「Z世代との付き合い方」について、ちょっと切り込んでいきます。

見られているのは、スペックじゃない

昔は、会社のスペックがすべてでした。

年収、福利厚生、昇給制度、安定性、ブランド力…。

いわば、履歴書の「企業版」を見せればよかった。

でも今は違う。

Z世代は、会社の“中身”を先に見に行く。

しかもSNSや口コミ、リクルートサイトだけじゃなく、

面接官の言葉遣い、選考中のメールの温度感、会社見学時の空気までガン見してます。

たとえば、こんなシーン。

ある若手の子が面接で「会社のビジョンはどこで見れますか?」と聞いたら、「ホームページにあるよ」って一言だけ返された。

はい、終了。

その一言で、「ああ、ここって人を大事にしてないんだな」と判断して、内定辞退。

これ、実話です。

彼らが求めているのは“スペック”じゃない。

「どんな人と、どんなふうに働けるか?」

その“付き合い方”をチェックしているんです。

採用=付き合いのはじまり

Z世代にとって、会社って“就職先”じゃなく、“人生の一時的なパートナー”みたいな存在です。

「一生この会社で働こう」と思っている人は、ほぼゼロ。

むしろ、「合わなかったら転職すればいいし、やりたいことができたら独立もアリ」って感じ。

…これ、無責任だと思いますか?

でもね、実はこれって、めちゃくちゃ健全なんです。

恋愛に例えるなら、「結婚を前提にお付き合いしましょう」って重すぎる。

「まずはお互いを知ってから」ってのが、今の時代の当たり前なんです。

だからこそ、“付き合い方のスタート地点”である採用広報や面接での接し方がものすごく重要になる。

社長や採用担当が、どれだけフランクに、どれだけ誠実に向き合えるか。

一人の人間としてちゃんと扱っているか。

Z世代は、その空気を見ています。

具体的にどうする?付き合い方の見せ方3選

じゃあ、実際に“付き合い方”をどうやって伝えればいいのか?

ここ、めちゃくちゃ重要なんで、すぐに実践できる3つのポイントを紹介します。

1. 採用ページに「社長の失敗談」をのせる

いきなり変化球と思うかもしれませんが、これ、超効きます。

なぜなら、Z世代は“完璧な大人”に対して壁を感じているから。

むしろ、「こんな失敗をして、こう乗り越えた」というストーリーにこそ共感が生まれる。

自分が悩んでいることと、社長の過去の苦労がリンクしたら、その時点で“信頼”が芽生えます。

2. SNSで日常を出す(キラキラ感ゼロでOK)

映えなくていいんです。

むしろ、ちょっと雑な方がリアルでウケる。

社員同士の会話、ランチ風景、社長のつぶやき。

こういう“素”の部分に、Z世代は惹かれるんです。

逆に、モデル撮影っぽい写真や、テンプレ笑顔の集合写真は避けた方がいい。

「この会社、なんかウソくさい」ってなっちゃいます。

3. 面接で「うちに向いてない人」の話をする

普通、会社の良いところばっかり話しますよね?

でも、それだと「なんか信用できない」と思われがち。

Z世代って、情報の“加工”に超敏感なんです。

「うちはこんな人は向いてない」「こういう働き方が嫌な人には合わないかも」って話すことで、信頼されます。

むしろ、「ちゃんと見てくれてる」「正直な会社だな」と感じてもらえる。

ゴールは「また会いたい」と思われる会社

Z世代を採用するというのは、言い換えれば、

「最初の付き合いをどうスタートさせるか」ということ。

そしてゴールは、「この会社、いつかまた関わりたいな」と思ってもらうことです。

だって、3年で辞めることは前提かもしれない。

でも、辞めたあとに「やっぱ戻りたい」「あの社長とまた仕事したい」と思ってもらえたら、それって最強じゃないですか?

リピーターを生む会社、ファンを作る会社。

それがZ世代の時代に合った“勝てる会社”の条件です。

さて、あなたの会社は、「付き合いたい」と思われる準備、できてますか?

採用って、条件じゃなくて、関係づくりなんです。

Z世代と本気で付き合う覚悟があれば、きっといいご縁に恵まれますよ。

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