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もうお墓のことで悩まない!永代供養と手元供養という選択

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目次
継承者不要で安心!「永代供養墓」とは? 永代供養墓の種類と特徴 永代供養墓の費用相場 永代供養墓のメリット 永代供養墓のデメリット・注意点 故人をいつも身近に「手元供養」とは? 手元供養の種類と特徴 手元供養の費用相場 手元供養のメリット 手元供養のデメリット・注意点 自分に合った供養の形を見つけるために まとめ:多様化する供養、大切なのは「故人を想う心」

「お墓をどうしよう…」少子高齢化や核家族化が進む現代、お墓の継承や管理に関する悩みは尽きません。「子供に負担をかけたくない」「お墓が遠くてなかなかお参りに行けない」といった声もよく聞かれます。こうした背景から、従来のお墓にとらわれない新しい供養の形を選ぶ人が増えています。

今回は、そんな新しい選択肢の中から、特に注目されている「永代供養墓」と「手元供養」について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、費用などを詳しくご紹介します。ご自身やご家族にとって最適な供養の形を見つけるための一助となれば幸いです。

継承者不要で安心!「永代供養墓」とは?

永代供養墓とは、お墓を管理する寺院や霊園が、遺族に代わって永代にわたり遺骨の管理と供養を行ってくれるお墓のことです 。お墓の継承者がいない方や、子孫に管理の負担をかけたくない方に選ばれています 。  

永代供養墓の種類と特徴

永代供養墓には、遺骨の安置方法によっていくつかの種類があります。

  • 合祀墓(ごうしぼ)・合葬墓(がっそうぼ): 最も一般的なタイプで、費用を抑えられます 。最初から、あるいは一定期間後に、他の人々の遺骨と一緒に一つの大きな供養塔や納骨室にまとめて埋葬(合祀)されます 。一度合祀されると、個別の遺骨を取り出すことは基本的にできません 。
  • 個別墓付き永代供養: 一定期間(例えば13回忌、33回忌など)は個別の区画や墓石、あるいは納骨壇で供養され、その期間が過ぎると合祀されるタイプです 。外見は伝統的なお墓に近いものもありますが、墓石代がかかるため費用は比較的高くなる傾向があります 。
  • 樹木葬型永代供養: 墓石の代わりに樹木や草花を墓標とする樹木葬に、永代供養のサービスが付いたものです 。自然志向の方に人気があります。
  • 納骨堂型永代供養: 建物内に設けられた納骨スペース(納骨堂)に遺骨を安置し、永代供養のサービスが付いたものです 。天候に左右されずお参りできる利便性があります。

永代供養墓の費用相場

永代供養墓の費用は、種類や立地、施設によって大きく異なりますが、一般的に5万円~150万円程度が相場とされています 。  

  • 合祀型:5万円~30万円程度 。最も費用を抑えられます。
  • 個別墓付き(一定期間後合祀):70万円~150万円程度 。墓石の有無や個別安置期間によって費用が変わります。
  • 樹木葬型:5万円~150万円程度(合祀型か個別型かなどで変動)。
  • 納骨堂型:10万円~150万円程度(ロッカー式、仏壇式、自動搬送式などで変動)。

費用の内訳としては、永代供養料(遺骨の管理・供養費用)、納骨料、墓誌などへの刻字料などが含まれます 。多くの場合、年間管理費はかからないか、初期費用に含まれていますが、個別安置期間中は別途かかる施設もあります 。  

永代供養墓のメリット

  • 継承者が不要:お墓を継ぐ人がいなくても安心です 。
  • 管理の負担がない:お墓の掃除や草むしりなどの維持管理を霊園や寺院に任せられます 。
  • 費用を抑えられる場合がある:特に合祀型の場合、伝統的なお墓を建てるよりも費用を大幅に抑えられます 。
  • 宗旨・宗派不問の場合が多い:宗教的な制約が少ない施設が多く、誰でも利用しやすい傾向があります 。

永代供養墓のデメリット・注意点

  • 合祀後の遺骨取り出し不可:一度合祀されると、他の人の遺骨と混ざるため、後から個別に遺骨を取り出すことはできません 。将来的に改葬(お墓の引越し)を考えている場合は注意が必要です。
  • 個別のお参りがしにくい場合がある:合祀墓の場合、個別の墓石がないため、共有の参拝スペースでお参りすることになります 。これを物足りなく感じる人もいます。
  • 親族の理解:比較的新しい供養の形であるため、親族の中には永代供養に抵抗を感じる人もいるかもしれません 。事前にしっかりと話し合い、理解を得ておくことが大切です。
  • 契約内容の確認:「永代」といっても、個別安置の期間には限りがある場合がほとんどです 。契約期間、合祀されるタイミング、年間管理費の有無などを詳細に確認しましょう 。

故人をいつも身近に「手元供養」とは?

手元供養とは、故人の遺骨の全てまたは一部を、お墓や納骨堂に納めるのではなく、自宅など身近な場所に保管して供養する方法です 。故人を常に身近に感じていたい、いつでも手を合わせられるようにしたいという遺族の想いに応える形で、近年広がりを見せています 。  

手元供養の種類と特徴

手元供養品には様々な種類があります。

  • ミニ骨壷: 手のひらサイズの小さな骨壷で、デザイン性の高いものも多く、インテリアにも馴染みやすいのが特徴です 。リビングなどにさりげなく置くことができます。
  • 遺骨アクセサリー: ペンダント、指輪、ブレスレットなどに少量の遺骨や遺灰を納めて身につけることができます 。常に故人と一緒にいられる感覚が得られます。
  • その他の供養品: 遺骨を加工して作るオブジェやダイヤモンド、写真立てと一体になったもの、ぬいぐるみ型のものなど、多様な製品が開発されています 。

遺骨の全てを手元供養する「全骨安置」と、一部のみを手元に残し残りは別の方法で供養する「分骨安置」があります 。  

手元供養の費用相場

手元供養の費用は、選ぶ供養品によって大きく異なり、数千円から数十万円と幅広いです 。  

  • ミニ骨壷:3千円~30万円程度 。
  • 遺骨アクセサリー:1万円~5万円程度 。
  • 遺骨の粉骨費用:遺骨をパウダー状にする場合、別途2万円~3万円程度の費用がかかることがあります 。

基本的に年間管理費はかかりません。

手元供養のメリット

  • 故人を身近に感じられる:いつでも故人に語りかけ、手を合わせることができ、精神的な支えとなります 。
  • お墓参りの負担がない:お墓が遠方にある、体力的にお墓参りが難しいといった場合でも、自宅で手軽に供養できます 。
  • 費用を抑えられる:お墓を建てる費用や維持管理費がかからないため、経済的な負担を軽減できます 。
  • 自分らしい供養ができる:多様な供養品の中から、故人や自身の好みに合わせて自由に選べます 。

手元供養のデメリット・注意点

  • 遺骨の管理:自身で遺骨を管理するため、カビや破損を防ぐために適切な保管場所(風通しが良く直射日光が当たらない場所など)を選ぶ必要があります 。
  • 紛失・破損のリスク:特にアクセサリータイプの場合、紛失や破損のリスクがあります 。
  • 親族の理解:比較的新しい供養の形であるため、親族の中には理解を示さない人もいるかもしれません 。事前に十分な話し合いが必要です。
  • 将来的な遺骨の行き先:手元供養をしている人が亡くなった後、その遺骨をどうするかをあらかじめ決めておく必要があります 。残された家族に新たな負担をかけないよう、最終的な納骨先を検討しておくことが大切です。
  • 法的な留意点:遺骨を自宅に保管すること自体は合法ですが、自宅の庭などに遺骨を埋めてお墓を造ることは法律で禁じられています 。

自分に合った供養の形を見つけるために

永代供養墓と手元供養、どちらが良いということはありません。大切なのは、ご自身やご家族の状況、そして故人への想いに合った形を選ぶことです。

  • 永代供養墓が向いている人:
    • お墓の継承者がいない、または将来的に不安がある方
    • 子供や孫に管理の負担をかけたくない方
    • お墓の維持管理が難しいと感じている方
    • 費用を抑えたい方(特に合祀型の場合)
  • 手元供養が向いている人:
    • 故人を常に身近に感じていたい方
    • 形式にとらわれず、自分らしい形で供養したい方
    • お墓参りに行くのが難しい方
    • 費用をできるだけ抑えたい方

また、これらの供養方法を組み合わせるという選択肢もあります。例えば、遺骨の一部を手元供養品として身近に置き、残りの遺骨は永代供養墓に納めるといった形です 。これにより、「故人を身近に感じたい」という想いと、「将来的な管理の不安を解消したい」という想いの両方を満たすことができます。  

どの方法を選ぶにしても、家族や親族と十分に話し合うことが非常に重要です 。それぞれの意見や想いを尊重し、全員が納得できる形を見つけることが、後々のトラブルを防ぎ、心穏やかに故人を偲ぶことに繋がります。  

まとめ:多様化する供養、大切なのは「故人を想う心」

今回は、新しい供養の形として「永代供養墓」と「手元供養」をご紹介しました。

  • 永代供養墓は、継承者がいなくても寺院や霊園が永代にわたり管理・供養してくれるお墓で、管理の負担を減らしたい方や費用を抑えたい方に適しています。ただし、合祀後の遺骨取り出しが難しい点や、契約内容の確認が重要です。
  • 手元供養は、遺骨を自宅など身近な場所に保管し、故人を常に感じながら供養する方法です。費用を抑えられ、自由な形で供養できますが、遺骨の管理や将来的な行き先、親族の理解がポイントとなります。

どちらの方法を選ぶにしても、以下の点を考慮することが大切です。

  • 継承者の有無や将来の管理について
  • 費用面での負担
  • 故人や遺族の想い、価値観
  • 家族や親族との十分な話し合い

供養の形は時代と共に変化し、多様化しています。しかし、どのような形であれ、最も大切なのは「故人を想う心」です 。形式にとらわれることなく、ご自身とご家族が心から納得できる方法で、故人を偲び、感謝の気持ちを伝えていくことが、何よりも尊い供養と言えるでしょう。

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はじめまして!高齢化社会が抱える問題について、hikidashiで考察しています。認知症、高齢者見守り、家族信託など、高齢者を取り巻く様々な課題に焦点を当て、読者の皆様と共に考える場を提供できればと思います!
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