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「心の居場所が見つからない──そんな“ぽつん”とした日々に寄り添って」

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目次
🌿シリーズ第1弾  :新しい居場所の見つけ方 🌸第1章 :役割が終わったあとの、静かな空白 🌀第2章 :なぜ“心の居場所”は失われてしまうのか ☁️第3章 :他人に合わせ続けた人生の“副作用” 🪞第4章 :「自分のことを話すのが怖い」その理由 🕰️第5章 :孤独とは違う、“空白の時間”の正体 🧩第6章 :「今さら…」を捨てる勇気 🤝第7章 :誰かとつながる“きっかけの作り方” 🪴第8章 :心が落ち着く「小さな居場所」の見つけ方 🌙第9章 :一人の時間を“孤独”にしない工夫 🌅第10章 :もう一度、“自分の居場所”と出会うために ✉️あとがき :これからのあなたへ、そっと伝えたいこと 🔔次回予告 :次回はシリーズ第2弾──

🌿シリーズ第1弾 

:新しい居場所の見つけ方

===============

ねえ、あなたにとって──

「ここが私の居場所だ」と思える場所って、どこですか?

.

家のリビング?

昔からの友だちとの会話の中?

それとも…心の中でひとり静かに過ごす時間?

.

でもふと気づくと、

誰とも話さない日が増えていたり、

昔は楽しかった場所が、どこか“遠く”感じられたり…

.

「どこにも属していない」

「いてもいなくても、同じだと思ってしまう」

そんな感覚に、心が少しずつ慣れてしまっている──

.

これは、“年齢”のせいではありません。

あなたの“心”が、次の居場所を探し始めているだけです。

.

この動画では、60代・70代の方々が

もう一度、自分の心が落ち着ける“居場所”を見つけていくための、

小さなきっかけを一緒に探していきます。

どうぞ、今の自分の気持ちを、そっと持ったまま最後までお付き合いください。

静かな朝、心にぽっかりとあいた時間       ※以下イメージ画像

🌸第1章

:役割が終わったあとの、静かな空白

======================

ある日ふと、部屋の中に流れる静けさが、

どこか“重たく”感じたことはありませんか?

.

🌿 親の介護が終わって

🌿 お葬式も無事に済ませて

🌿 子どももそれぞれの人生を歩んでいる

.

──それなのに、心の中にポッカリと空いた空間。

安心と同時に押し寄せてくる、「ぽつん」とした感覚。

その感情に、名前をつけるのは案外むずかしいものです。

.

「疲れが出てきたのかな」

「今はゆっくりする時期なんだろう」

自分にそう言い聞かせながらも、

なんとなく手につかない日々が続く──

.

それは、ただの“空虚”ではありません。

長いあいだ背負ってきた“役割”が終わったことで、

心が次にどう生きていけばいいのか、わからなくなっている状態なんです。

.

これまでの人生には、たくさんの「やるべきこと」がありました。

👨‍👩‍👧 親の面倒を見て

👶 子どもを育てて

💼 家計を支えて

🏡 家を守って

.

“誰かのため”に動き続けてきた毎日。

でもその“誰か”が手を離れた今、

「私はこれから、何のために生きて、何をすればいいのか?」

そんな問いが、ふと心をよぎるようになります。

.

・誰も悪くない。

・何も間違っていない。

でも、自分だけが取り残されたような寂しさが、

胸の奥にじわりと広がっていくんです💧

.

そしてその寂しさは、

必ずしも“誰かと過ごしていない”ことから来るのではありません。

それはむしろ、

**「誰とも“つながっている実感”がないこと」**から生まれます。

.

📱 子どもと連絡はとっている

📦 孫からプレゼントも届いた

でも──

「距離」は縮まらないし、「会話」もどこかよそよそしい

.

ふと、自分が過去の存在になったような、

あるいは“いないもの”として扱われているような──

そんな心細さに、気づいてしまう瞬間もあります。

.

でも、どうか忘れないでください。

あなたが背負ってきた日々には、確かな意味があったことを。

そして今、心が感じている“ぽっかり”は、

あなた自身の人生に、あたらしいスペースができた証拠なんです🌤️

.

次の章では、その“空いたスペース”に

どんな気持ちが入り込んでくるのか──

多くの方が感じる「喪失感」の正体について、一緒に見ていきましょう。

役割を終えた後の静けさに包まれて

🌀第2章

:なぜ“心の居場所”は失われてしまうのか

========================

「昔は、もっと笑ってた気がする」

そんなふうに、ふと感じる瞬間ってありませんか?

.

かつての自分は、家族のために毎日がむしゃらに働いて、

子どもを育て、家計を支え、親の世話もこなしていた。

たとえ忙しくても、「自分の存在」が社会のどこかに根を張っていた──

そんな実感が、確かにあったはずです🌱

.

でも今は、その役割の多くが、少しずつ静かに終わっていきました。

子どもは巣立ち、仕事も退職を迎え、介護が一段落した人もいるでしょう。

そして気がつくと、

「次に自分は、どこで、誰と、何をして生きていけばいいんだろう?」

という問いだけが残っている。

.

これは、決して特別なことではありません。

60代・70代というのは、まさに「役割を終えたあと」の時間。

けれどそこで新たな“自分の場所”を持っていないと、

ぽっかりと穴があいたような、宙ぶらりんな日々になってしまいます🕳️

.

若い頃は、放っておいても社会の中に「居場所」がありました。

学校、職場、家庭──

そこには必ず、誰かが自分を必要としてくれる理由があった。

でも今は、「自分で居場所をつくり直す時代」になってきています。

.

しかも、社会の構造はますます“つながり”を薄くしている。

ご近所付き合いは減り、自治会も高齢化。

地域のイベントも縮小され、

気軽に誰かと雑談する機会は、以前と比べてぐっと少なくなっています🏘️

.

さらにスマホやSNSが当たり前になった現代では、

「情報」はあふれていても、「人とのつながり」は希薄になりがちです。

画面越しの世界にどこか疲れてしまって、

「もう、いいや」と心を閉じてしまう人も少なくありません📱

.

そう──

心の居場所が失われる一番の原因は、

“無理して関わること”をやめてしまったことなのかもしれません。

.

・無理して笑わなくていい。

・気を使いすぎなくてもいい。

でもそれと同時に、心をまったく開かなくなってしまったら、

居場所というのは、どんどん遠のいていきます。

.

だからこそ大切なのは、

「もう一度、自分自身の居場所を、自分の手でつくること」。

それは、大げさなことでなくていいんです。

自分が「ホッとできる」「素のままでいられる」場所を

一つでも持つこと──それが第一歩になります🍵

.

次の章では、長年「他人に合わせ続けた人生」が、

なぜ私たちの“心の居場所”を奪っていくのか──

その背景を、もう少し深く掘り下げていきましょう。

喪失感と静かな祈りの時間

☁️第3章

:他人に合わせ続けた人生の“副作用”

======================

あなたは、これまでの人生で

「自分の気持ちより、まわりを優先してきた」

そんな時間が多かったのではないでしょうか?

.

・本音を飲み込んで笑ったり、

・疲れていても“ちゃんと”して見せたり──

・子どものため、家族のため、職場のため。

そうやってずっと、誰かのために“自分”を後回しにしてきた人ほど、

今、心の居場所を見失いやすい傾向があります🌀

.

たとえば、周囲との調和を大切にして、

言いたいことをグッとこらえることが“当たり前”になっていた人は、

いざ自由な時間が増えたとき、こう感じます。

「でも私、何が好きだったんだっけ?」

「本当はどこに行きたくて、何がしたかったんだろう?」

.

誰かに合わせることが習慣になると、

自分自身が“空っぽ”になっていることに、なかなか気づけません。

そして気づいたときには、

「居場所がない」というよりも、

「自分という存在がどこにもフィットしない」ような、

言葉にしづらい不安が心を覆ってしまうのです🌫️

.

もちろん、他人に合わせることは悪いことではありません。

むしろそれは、あなたの優しさであり、責任感であり、

“誰かを思う心”の表れでもあります。

.

でも──

長いあいだ、自分を押し込めて生きてきた人ほど、

今こそ、その“反動”が出てきてしまうのです。

.

「もう、誰の顔色も見たくない」

「付き合いも面倒」

「一人のほうが気楽」

そう感じてしまうのは当然のことです。

でも、そのまま心を閉じてしまうと、

本当は必要としていた“ぬくもり”すら、

自分から遠ざけてしまう結果にもなりかねません🪨

.

ではどうすればいいのでしょうか?

まずは、「これまでの自分」をちゃんと認めること。

・がんばってきた自分、無理して笑ってきた自分、

・誰かに気を遣い続けてきた自分──

そのすべてに、「ありがとう」と言ってあげることから始まります。

.

そして少しずつでいいんです。

今のあなたが、「これなら好きかも」と思えることを

ほんの小さなことから、始めてみてください🌷

.

次の章では、

なぜ多くの人が「自分のことを話すのが怖い」と感じてしまうのか。

居場所をつくろうとするときに立ちはだかる、

“心の壁”について見つめていきましょう。

思い出に触れながら、自分の歴史をたどる

🪞第4章

:「自分のことを話すのが怖い」その理由

========================

「最近、誰かと本音で話したことがありますか?」

そう尋ねられて、ちょっと答えに詰まってしまう──

そんな方も多いかもしれません。

.

たとえ話す相手がいても、

つい当たり障りのない話題に終始してしまったり、

「こんなこと言ったら、どう思われるだろう」と

心の中でブレーキをかけてしまったり…。

それは決して、性格のせいでも、年齢のせいでもありません🌀

.

実は多くの方が、60代・70代に入る頃になると、

**「自分の話をするのが怖くなる」**という感覚を持つようになります。

.

若い頃のように、「こんな夢があるんです」と語る場面も少なくなり、

家族の話や体調の話ばかりが中心に。

やがて、自分のことを語る機会そのものが減っていきます。

.

そしていつしか、

「自分の話って、聞く価値あるのかな?」

「昔のことなんて、誰も興味ないだろうな」

そんなふうに、自分の過去を封じ込めてしまうようになります。

.

でも、その「語られなかった思い」の中にこそ、

本当の自分の気持ちや価値が眠っています💠

.

話すことは、思い出すこと。

思い出すことは、自分を取り戻すこと。

そしてそれは、新しい居場所を築く第一歩にもなります。

.

たとえば、こんなことはありませんか?

☑️ 話したいことがあるのに、相手の反応が気になってやめてしまった

☑️ 昔の失敗や恥ずかしかった経験を、なかったことにしている

☑️ 家族の中でも「聞き役」になって、自分のことは後回し

.

これらはすべて、心の奥で「話すことへの不安」を感じているサインです。

それは恥ずかしいことではありません。

むしろ、それだけ人との関係を大切にしてきた証でもあるのです🌿

.

ただし、そのまま何年も“話さない”時間が続いてしまうと──

自分の思いや記憶に、自分自身さえアクセスしづらくなってしまう。

「なにを話せばいいかわからない」

「言葉にするのが怖い」

そんな気持ちが重なって、ますます孤独を深めてしまいます。

.

だから、まずはほんの少しだけ。

ほんの一言でもいいから、

自分の気持ちや記憶を“言葉”にしてみてください。

.

・それが紙に書くことでもいいし、

・近くの人に「実はさ…」と話してみることでもいい。

あなたの“心の扉”をノックする、小さな一歩になるはずです🚪

.

次の章では、

そうやって言葉を探している時間──

つまり「ぽっかり空いた時間」が、なぜ心を不安にさせるのか。

“空白の時間”の正体について見ていきます。

話したいけど、話せない…その葛藤の時間

🕰️第5章

:孤独とは違う、“空白の時間”の正体

=====================

気づけば、もう夕方──

テレビをぼんやり眺めながら、いつの間にか1日が終わっていた。

.

「今日、自分は何をしていたんだろう?」

そんなふうに感じる日が、少しずつ増えていませんか?

.

若いころは、目の前に“やるべきこと”が山ほどありました。

子育て、仕事、親の介護、地域の役割──

毎日がバタバタで、「時間が足りない」と感じるくらいだったはずです🏃‍♀️

.

でも今は──

「時間はあるのに、やることがない」。

そう感じてしまう瞬間が、心に“空白”を生み出します。

.

この“空白の時間”は、単なる「ヒマ」とは少し違います。

それは、自分の存在価値を見失う感覚と、深く結びついています。

.

「誰かに必要とされたい」

「何かの役に立ちたい」

そう思っていても、誰からも声がかからない日が続くと──

次第に、「自分って何のために生きているんだろう」と

無意識のうちに心が沈んでいってしまうんです🌫️

.

孤独というより、“宙ぶらりんな時間”に取り込まれてしまう感覚。

この感覚が続くと、

・やる気が出ない

・記憶があいまいになる

・感情が動かなくなる

といった状態に陥ることもあります。

.

だからこそ大切なのは、

この“空白の時間”を、ただの「埋めるべきヒマ」と考えるのではなく──

**「新しい種をまく時間」**だと捉え直すことです🌱

.

たとえば、

📚 読んでみたいと思っていた本に手を伸ばしてみる

🖋️ 昔好きだった趣味を、ちょっとだけ再開してみる

🚶 近所を10分だけ散歩して、季節の空気を感じてみる

.

大切なのは、行動の大きさではありません。

“誰かのため”ではなく、“自分のため”に使う時間を、

ほんの少しだけでも意識すること。

それが、空白だった時間に意味を与え、

心に“居場所”を取り戻すきっかけになります。

.

この章の終わりに、あえてひとつ、問いを残したいと思います。

明日のあなたは、どんな「小さなこと」に

自分の時間を使ってみたいですか?🕊️

.

その答えは、

きっとあなたの“心の居場所”に、そっとつながっています。

.

次の章では、

その心の居場所をつくるうえで、つまずきやすい「ある言葉」。

そう、「今さら…」という思いが、なぜ人を止めてしまうのか──

一緒に考えていきましょう。

空白の時間が、心に静かに染みこむ

🧩第6章

:「今さら…」を捨てる勇気

================

「でも、今さら……」

.

・新しいことを始めようとしたとき。

・誰かに連絡を取ってみようとしたとき。

・一歩を踏み出そうとしたとき。

.

心の中から、すっとこの言葉が湧き上がってくることはありませんか?

「今さらそんなことしてどうするの?」

「この歳で始めるなんて恥ずかしい…」

「もう遅いよ、きっと無理だよ」

.

この“今さら”という言葉は、思っている以上に強い力を持っています。

それはまるで、目の前にある扉の前で、

そっと鍵をかけてしまうようなもの🔒

.

・本当はやってみたい気持ちがあるのに。

・本当は話したい誰かがいるのに。

「今さら…」というひと言で、すべてをなかったことにしてしまうんです。

.

でも考えてみてください。

“今さら”というのは、誰が決めたタイミングなのでしょうか?

.

・誰かがあなたに「もう遅い」と言ったわけでもない。

・社会があなたを止めたわけでもない。

・止めているのは、ほかでもない──

**あなた自身の中の“思い込み”**ではないでしょうか。

.

🌸植物は、春だけに芽吹くわけではありません。

夏に伸びるものもあれば、秋に花をつけるものもある。

冬にじっと根を張る時期だって、大切な時間です。

.

人の人生も同じなんです。

誰もが同じタイミングで成長するわけではありません。

「60代から始める人」もいれば、「70代からようやく見つける人」もいる。

それは、まったく遅くなんてありません。

.

たとえば──

・60歳を過ぎて初めて水彩画を習い始めた人

・70歳でスマホ教室に通い、LINEを覚えた人

・65歳で小さな料理教室を開いた人

.

みなさん、「今さら…」と迷いながらも、

その一歩を踏み出したことで、新しい居場所を見つけたのです🏡

.

あなたにも、きっとあります。

心のどこかで、「ちょっとやってみたいな」と感じていたこと。

忘れかけていた小さな夢や、かつての好奇心。

それにもう一度、そっと目を向けてみてください。

.

“今さら”ではなく、“今だからこそ”。

その視点の切り替えができたとき、

あなたの心の中に、静かに光が差し込み始めます🌤️

.

次の章では、

そんな“やってみたい”を、どうやって形にしていくか──

誰かとつながるための、小さなきっかけのつくり方についてお話しします。

”今さら”ではなく、”今だからこそ”の挑戦

🤝第7章

:誰かとつながる“きっかけの作り方”

=====================

人とつながりたい。

でも、どうやって…?

.

「誘うのも気を遣うし、断られたら嫌だし」

「初対面の人と何を話せばいいかわからない」

「昔の友だちとは、もう何年も連絡をとっていないし…」

.

そんなふうに考えてしまうと、

一歩を踏み出すのがますます億劫になりますよね🌀

.

でも、つながりというのは、

「特別な関係」や「長い付き合い」から生まれるものだけではありません。

.

むしろ、心がほっとするようなつながりというのは──

ごく小さな、ささやかな“きっかけ”から始まることが多いです。

.

たとえば…

📍 図書館のベンチで隣に座った人と、何気なく交わしたひと言

📍 スーパーのレジで店員さんにかけた「ありがとう」

📍 散歩中に見かけた季節の花を、スマホで撮って誰かに送ってみた

.

こんなふうに、“つながり”は**「できごと」ではなく「気持ちの動き」**から始まります🌱

.

人と関わることに不安を感じてしまうのは、

過去に何か傷ついた経験があるからかもしれません。

・言葉がうまく出てこなかったり、

・相手の反応を気にしすぎたり──

.

でも、それでもいいんです。

不器用なままでかまいません。

あなたが「話してみようかな」と思ったその瞬間が、

心の扉が少し開いたサインですね🚪

.

大切なのは、“関係を築く”ことを目的にしないこと。

ただ、「今日の空、きれいだったな」

「この花、名前なんだっけ?」

そんな、日常の小さな気づきを誰かと共有できたら──

それがもう、つながりの第一歩になります。

.

🌷そして、無理に広げなくてもいいです。

何十人と仲良くしようとしなくても、

たった一人、心から「話しやすい」と思える人がいれば、

それだけで世界は変わります。

.

もし、今そういう相手が見つからないとしても、

大丈夫ですよ。

「つながる感覚」だけは、日常の中で少しずつ取り戻すことができます。

.

次の章では、そんな日常の中にある「心が落ち着く場所」──

誰にも邪魔されない、小さな居場所の見つけ方を一緒に探していきましょう。

つながりは、小さなきっかけから

🪴第8章

:心が落ち着く「小さな居場所」の見つけ方

==========================

“居場所”というと、何か特別なものを想像しがちです。

たとえば、友だちがたくさんいる場所とか、

自分の話を真剣に聞いてくれる人がいる空間とか──

.

でも実は、本当の意味で心が落ち着ける場所というのは、

もっと小さくて、静かで、ささやかなものなのかもしれません🌿

.

たとえば──

📚 図書館の静かな一角で、ページをめくる時間

☕ 行きつけの喫茶店で飲む、いつものコーヒー

🚶‍♀️ 誰にも話しかけられない、公園のベンチでのひととき

🖼️ 昔好きだった趣味を、ひとりで再開する時間

.

それは、誰かと一緒にいなくてもいい。

むしろ、誰にも気を遣わず、“素の自分”に戻れる空間こそが、

本当の意味での“心の居場所”になることもあります。

.

ただ、ひとつだけ大事なこともあります。

それは──

「自分がここにいていい」と思えるかどうか🌸

.

他の誰かがどう思うかではなく、

自分が心からリラックスできる、心を開ける、落ち着ける。

それだけで充分です。

.

そんな場所を一つでも持っていると、

不思議と人との関わり方も変わってきます。

「誰かに会いたいな」

「話してみたいな」

そんな気持ちが自然に湧いてくるようになるんです。

.

そして、心の居場所は“時間”の中にもあります。

🕰️ 朝のコーヒーを飲む10分間

🌤️ 洗濯物を干しながら空を見上げる数分間

🖋️ その日の気持ちをノートに書き出す、たったの5分間

.

それらもすべて、あなた自身とつながる時間=居場所です。

.

誰かと過ごすことだけが、居場所の条件ではありません。

あなたが、あなたのために“安心できる空間”をつくってあげること──

それが、心の回復と前進の第一歩になります🛋️

.

次の章では、こうした「ひとりの時間」を

どうすれば“寂しさ”ではなく“満たされた時間”に変えていけるのか。

孤独を「孤独のままにしない」ための工夫についてお話しします。

誰にも邪魔されない、自分だけの居場所

🌙第9章

:一人の時間を“孤独”にしない工夫

====================

「ひとりでいる時間」は、

ときに自由で心地よく、ときに寂しく、重たく感じます。

.

同じ“ひとりの時間”でも──

✨ 穏やかに過ごせる日もあれば、

💧 心細くて仕方ない日もある。

それは、そのときの心の状態によって、大きく違ってきます。

.

実際、60代・70代の多くの方が、

「一人の時間は嫌いじゃないけど、ふとした瞬間に寂しさがくる」と話します。

🕰️ 食事を終えたあとの夜の静けさ

📺 テレビを消したあとに部屋に広がる無音

📱 スマホの通知が1つもない画面

.

こんな“すき間”に、孤独はそっと入り込んできます。

.

けれど──

一人の時間を「孤独な時間」にしないための工夫は、

実は、そんなに難しいことではありません。

.

キーワードは、**「小さな満足感」**です🌱

.

たとえば:

🍳 いつもより丁寧に朝ごはんを作ってみる

📖 興味のある本を1ページだけ読んでみる

✉️ 誰かにハガキやLINEを送ってみる

🌼 ベランダに花を一鉢置いて、水やりをする

.

そうした小さな行動が、

「今日、私は“自分のために何かをした”」という実感を生み出してくれます。

.

また、“心が満たされる時間”は、

誰かに頼らなくても、自分の中から生み出せるものです。

たとえば、

・その日の気持ちをノートに書き出してみる

・昔のアルバムを開いて、笑顔の瞬間を思い出してみる

・「よく頑張ってるね」と、自分に声をかけてあげる

.

こうした習慣があると、

一人でいる時間が「寂しさ」ではなく、

**「自分と対話するあたたかな時間」**に変わっていきます🪞

.

もちろん、どうしても寂しさが募る日もあります。

そんなときは、自分を責めないでください。

「今日はちょっと弱ってるんだな」と受け入れて、

やさしく過ごすことがいちばんの癒しになります。

.

そしてもし、思い切って誰かに話せそうな気持ちが芽生えたら──

次の一歩は、もう一度“誰かとのつながり”を少し広げていくことです。

.

次の章では、そうした心の流れの先にある

「もう一度、自分の居場所と出会う」ための具体的な行動について、

静かに歩んでいく方法を一緒に見ていきましょう。

一人の時間を、満たされたものに変える工夫

🌅第10章

:もう一度、“自分の居場所”と出会うために

=========================

これまで、

「居場所がない」と感じるときに起こる心の動きや、

その背景、そして小さな行動の積み重ねについてお話ししてきました。

.

では最後に、あらためて──

「自分の居場所」とは何か?

そして、そこにもう一度出会うには、どうしたらいいのか?

この問いについて、一緒に考えてみましょう🌱

.

まず、大切な前提があります。

それは──

**「居場所は、探すものではなく、育てていくもの」**だということ。

.

若い頃のように、どこかに自然と用意されているものではありません。

誰かが「ここにいていいよ」と差し出してくれるものでもありません。

.

60代、70代になった今、

“居場所”とは、自分で少しずつ作り上げていく、

心の土台のようなものです🪨

.

それは最初、とても不安定に感じられるかもしれません。

「こんなことで意味あるのかな?」

「また寂しくなるんじゃないか?」

.

けれど、毎日の中で少しずつ、

自分の気持ちを大切にする行動を重ねていけば、

やがて心の中に、「ここにいればいい」と思える場所が

少しずつ、確かに育っていきます🌸

.

たとえば──

🖋️ 日記にその日感じたことを、短くメモする

🎧 ラジオ番組やYouTubeを“自分だけの習慣”にする

👋 誰かの投稿やメールに、短いひとことでも返信してみる

👣 週に一度だけでも「外に出る」日を決める

.

そうした習慣は、時間とともに

**「人とつながる感覚」**と

**「自分を大切にする感覚」**の両方を取り戻させてくれます。

.

そして何より大切なのは──

**「もう一度、自分に期待してみること」**です。

.

「私には、まだできることがある」

「今日より、少しだけ明日が良くなるかもしれない」

「誰かと笑い合える日が、また来るかもしれない」

.

そんなふうに、

ほんの少しでも“前を向く気持ち”を心に灯せたなら──

あなたは、すでに新しい居場所と出会い始めています✨

.

心の居場所とは、

誰かがくれるものではありません。

あなた自身が、「ここにいたい」と思える空間や時間を、

自分の手で静かに育てていくもの。

.

そしてそれは、人生のどんなタイミングからでも、

決して遅くはありません。

.

次のあとがきでは、これまでの振り返りとともに、

これからのあなたの毎日が、少しでもあたたかく満たされるよう──

最後のメッセージをお届けします。

新しい居場所との出会いは、今日から始まる

✉️あとがき

:これからのあなたへ、そっと伝えたいこと

==========================

ここまで、お読みいただきありがとうございました。

少しでも、あなたの心に寄り添える時間となっていたら、

こんなにうれしいことはありません。

.

「居場所がない」と感じることは、

決して特別なことではありません。

誰もが、人生のある地点で、そう思う瞬間に出会います。

.

でも──

その感覚は、あなたの心が変わろうとしているサインです。

.

・それまで無理をしてきた自分、

・誰かの期待に応え続けてきた日々、

・気づけば置き去りにしていた「本当の自分」──

.

それらを、もう一度見つめ直すために、

心が「次の居場所」を探し始めているんです🌱

.

今回のシリーズでは、

・なぜ居場所がなくなったように感じるのか

・他人に合わせ続けた人生の“副作用”

・自分の話をすることへの怖さ

・ぽっかり空いた時間の正体

・「今さら…」を超えて一歩踏み出す勇気

・誰かとつながる“きっかけ”のつくり方

・ひとりの時間を豊かにする工夫

・そして、“自分の居場所”の育て方

などについて、一緒に歩んできました。

.

どれも、正解があるわけではありません。

でも、あなたの毎日に「小さな選択肢」を増やすことで、

心が少し軽くなる瞬間が、きっと訪れるはずです🍀

.

忘れないでください。

📌 心の居場所は、“静かな安心感”のある場所

📌 誰にも遠慮せず、素の自分でいられる時間

📌 そして「ここにいてもいい」と、自分に許せる気持ち

.

それは、どんな小さな習慣からでも、何歳からでもつくることができます。

人生に“もう遅い”なんてことは、ありません。

.

このあとがきを読み終えたあと、

ほんの少しだけでもいいので、

あなたの心に浮かんだ「してみたいこと」を、どうか大切にしてください。

.

それが、これからのあなたの人生を、

もう一度あたたかく包み直す“種”になります🌸

.

最後に、ひとつだけ──

あなたには、

まだまだこれから“笑える日”も、“話せる相手”も、

そして“心から安心できる居場所”も、ちゃんと訪れます。

どうか、それを信じていてくださいね。

.

またいつでも、お会いできる日を楽しみにしています。

本当に、ありがとうございました。

心にそっと感謝を刻む、やさしい終わり方

🔔次回予告

:次回はシリーズ第2弾──

================

**「親を見送り、子と距離ができた今」**をテーマにお届けします。

.

介護や別れを経て、ぽっかり空いた“役割の終わり”。

独立して遠くに暮らす子どもとの“微妙な距離感”。

心の中でどこか言葉にできずにいた“空白”に、そっと寄り添う時間です。

.

ぜひ次回も、ご一緒いただけたら嬉しいです。

あなたの“今”に、そっと寄り添える言葉をお届けいたします🕊️

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「親を見送り、子供と距離ができた今」どう向き合うか
「静かに、穏やかに生きたい──60代から始める“人間関係の見直し”という選択」
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法人17年目のしぶとい社長です。気づきと学びをポロポロ落とすチャンネル。拾うも自由、スルーも自由。でも見てくれたら本当に嬉しい。
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