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「親を見送り、子供と距離ができた今」どう向き合うか

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目次
🌱 第1章 :看取りの終わりと“自分の時間”の到来 🌸 第2章 :子との距離、家の中の静けさ 🌾 第3章 :ぽっかりとあいた“心のスペース” 🍃 第4章 :無理に埋めなくていい“空白” 🌼 第5章 :ふとしたきっかけが、心をひらく 🌟 第6章 :誰かのためから、“自分のため”の生き方へ 🌙 第7章 :孤独ではなく、“自由”として受け止める 🤝 第8章 :新しいつながりは、探さなくても出会える 📖 第9章 :人生の“後半”ではなく、“第二章”として 🕊️ 最後に… :空白のあとに訪れる、新しい物語へ 📘 次回タイトル

👋 こんにちは、みなさん!

今日お届けするのは、人生の大きな節目に立ったあなたへ向けた、心の手紙のようなお話です。

.

親を見送り、

子どもたちはそれぞれの人生を歩みはじめ──

ふと気がつけば、家の中にぽつんと静けさが広がっている。

そんな時間を、いま過ごしていませんか?

.

これまでの人生は、

誰かのために動き続けてきた日々だったと思います。

親の介護や看病、子育てや家のこと。

ずっと「誰かのために」頑張ってきたあなたにとって、

その役割が終わったあとの時間は、

少し戸惑いを感じるものかもしれません。

.

・「私はこれから、何のために生きていけばいいんだろう」

・「誰のためでもない“自分の時間”って、どう使えばいいのかな」

そんな想いが、ふと心に浮かんでくることがあると思います。

でも、きっとそれは、あなただけではありません。

同じように感じている方が、実はたくさんいらっしゃるんです。✨

.

このナレーションでは、

そんな“ぽっかりあいた心”とどう向き合っていけばいいのか、

そして、そこからどんなふうに歩き出せるのかを、

ひとつずつ、やさしくお話ししていきます。

.

無理に元気を出さなくても大丈夫。😊

何かを始めなきゃ…と焦る必要もありません。

静かに過ぎる日々の中にこそ、

これからの人生のヒントが、ちゃんと隠れているはずです。

.

どうぞ、心の力を抜いて

あなたのペースで読み進めてみてくださいね。

それでは、第1章からご一緒に進んでいきましょう。

ぽっかりあいた心と、どう向き合うか      ※以下イメージ画像

🌱 第1章

:看取りの終わりと“自分の時間”の到来

=======================

ある朝、ふと目が覚めたとき──

部屋の静けさが、やけに胸に響く。

・「もう起きなくていいのかな」

そんな感覚が、ゆっくりと心に流れ込んでくることがあります。

.

長いあいだ、親の介護や看病に向き合ってきた日々。

朝起きればすぐに確認する体調、

時間通りの薬、通院の付き添い、急な呼び出し…。

一つひとつは当たり前のようでいて、

実はとても大きな責任と気力を必要とする毎日でした💊🛏️

.

そして、ある日、その時間が終わります。

静かに、でも確かに。

その瞬間は、言葉にしがたい感情に包まれることでしょう。

.

・「やっと終わった」

・「これでゆっくりできる」

そんな安堵と同時に、

・「もう会えない」

・「私の役割は終わったのかもしれない」

という静かな喪失感が、胸の奥にじんわりと広がっていきます。

.

まるで自分という存在が、ふっと浮かび上がって、

どこに立っていいのか分からなくなるような。

そんな“心の空白”が訪れることも、少なくありません。

.

周りの人はやさしい言葉をかけてくれます。

・「大変だったね」

・「これからは自分の時間を大切にしてね」

・「自由になったね」──

でもその言葉を聞きながら、

心の奥では「自由ってなんだろう」「何をすればいいの?」と、

ぼんやりとした不安が湧いてくることもあるのです🌫️

.

介護という日常は大変でした。

けれど同時に、それは「生きている実感」を与えてくれる日々でもありました。

誰かのために役に立っている、見守っている、守っている──

そんな使命感が、自分を支えていたのかもしれません。

.

だからこそ、その役割が終わったあとに広がる“静けさ”は、

まるで急に音の消えたステージに一人残されたような、

そんな戸惑いを呼び起こすのです🎭

.

・「これから、私は何をして生きていくんだろう」

・「誰のためでもない時間って、どうすればいいの?」

そんな気持ちを抱えるのは、決してあなただけではありません。

.

今の“ぽっかりとした時間”は、

決して無意味なものではありません。

それは、長い旅路を終えたあとの“休息”であり、

次の旅に向けて、心と体を整える“準備期間”なのです🍵

.

焦らなくて大丈夫です。

何かを始めなくても構いません。

今はただ、自分のために静かな時間を過ごしてみること。

そして、自分の気持ちにそっと耳を傾けてみること。

それが、あなたにとって大切な「これから」につながっていくのだと思います。

.

🕊️ 心にぽっかりと空いたスペースを

あわてて埋めようとしなくていいんです。

まずはその空白に、「ありがとう」「おつかれさま」と

やさしく声をかけてあげてください。

.

次の章では、

そんな静けさの中でふと気づく「子どもとの距離」について

一緒に見つめていきましょう。

親を見送った後、心にぽっかりと残る静けさ

🌸 第2章

:子との距離、家の中の静けさ

==================

家の中が、やけに静かに感じられるようになった──

そんなふうに思ったのは、いつからだったでしょうか。

親を見送って、ようやく一息ついたころ。

ふと気がつけば、子どもたちももう家にはいない。

それぞれの生活を持ち、それぞれの道を歩んでいる。

喜ばしいことのはずなのに、

その静けさが、どこか寂しさを呼び起こしてしまうことがあります🏠

.

以前は、毎日のように声が響いていた。

「おかえり」「いってらっしゃい」

食卓の笑い声や、時にはぶつかるような言い合いも──

でも、そういった日常の“音”が、

心にとっての“安心”だったのかもしれません。

.

・今では、用件だけのLINE📱

・必要なときだけの電話☎️

・「元気?」「うん、元気」──それで終わってしまう会話。

それは自立の証。

子どもがちゃんと成長した証拠です。

でもそれでも、胸の奥にぽつんとした感覚が残ることもあるのではないでしょうか。

.

・「私は、もう必要とされていないのかな…」

そんなふうに思ってしまうこともあるかもしれません。

.

でも、どうかそれを“悪い感情”だとは思わないでください。

それは、長い年月を家族に捧げてきた証なんです。

一緒に過ごした時間の尊さが、

その“ぽっかり感”を生んでいるのですから💗

.

時代も変わり、

親と子の距離感も少しずつ変化しています。

昭和・平成のような“家族一丸”の時代から、

それぞれが“自分の人生を生きる”時代へと移り変わってきました。

.

だからこそ、

子どもとの距離は「遠くなった」のではなく、

「今の時代に合った形に変化した」と言えるのかもしれません。

.

🌿 そして、ここで忘れたくないのは、

親としての役割は終わっても、

“親子の絆”は決して終わらないということです。

・たとえ会う回数が減っても、

・言葉を交わす機会が少なくなっても──

子どもは、あなたの人生にとって大切な存在であり続けます。

そしてあなたもまた、子どもにとっての“土台”なのです。

.

「寂しい」と感じる心は、

決して弱さではありません。

それは“愛してきた証”、

“与えてきた記憶”が、ちゃんと残っているということです。

.

🧘‍♀️ これからは、

子どもとの関係性に依存するのではなく、

自分自身の心の居場所を少しずつつくっていく時間かもしれません。

その静かな家の中に、

自分のためのコーナーを用意する──

お気に入りの本、好きな音楽、香りのいいお茶☕

誰のためでもない、“わたしだけの時間”を育てていく。

.

親という大きな役割を果たしてきたあなたが、

これからは「自分を大切にする人」として、

新しい関係性と暮らしを築いていけますように。

.

次の章では、

そんな暮らしのなかに生まれる“心のぽっかり”と、

それを無理に埋めようとせず受けとめていく方法について、

一緒に考えていきましょう。

子供との距離が、少しずつ広がっていく

🌾 第3章

:ぽっかりとあいた“心のスペース”

====================

「今日は何をしよう」

そう考えながら、気がつけば一日が終わっていた──

そんな日が増えてきたと感じることはありませんか?

.

以前は、次から次へとやることがありました。

親の介護、子どもの世話、家のこと、近所づきあい。

一息つく間もなく、「今日も終わった」と感じる日々。

その忙しさの中に、あなたは確かに生きていたのです💨

.

けれど、今──

気づけば手帳の予定は空白が多くなり、

・「別に何もしなくても誰にも迷惑をかけない」

そんな時間が、日常に静かに流れ込んできている。

.

最初はそれを「自由」と感じていたかもしれません。

でも、いつしかその自由が、

どこか“落ち着かないもの”に変わっていた──

そんな感覚を抱えている方も、きっと少なくないと思います。

.

🪟 朝起きて、顔を洗い、

テレビをつけて、なんとなく時間が過ぎて──

気づけばもう夕方。

・「今日、自分は何をしてたんだろう」

そんな問いが、胸の内側でひそかに響く日もあるのではないでしょうか。

.

時間はあるのに、心がついてこない。

・「これをやってみよう」と思っても、なぜか身体が動かない。

やることはあるはずなのに、やる気が湧かない。

.

それは、怠けているわけではありません。

長年“誰かのため”に生きてきた心が、ようやく立ち止まろうとしているだけなのです🛑

.

今までの人生では、

「誰かに必要とされること」が、自分の存在価値のように感じていたかもしれません。

だからこそ、その役割が終わったとき、

ぽっかりと心にスペースが生まれてしまうのは自然なことなのです。

.

🪴 その“空白”は、

無理に埋めようとしなくてもかまいません。

むしろ、埋めないままにしておくことで、

そこに“新しい何か”が自然と芽生えていくこともあるのです。

.

たとえば、庭に小さな植木鉢を置くとき。

最初から花が咲いていなくてもいい。

まずは、土を耕して、風通しをよくしておくことが大切です。

心のスペースも、まったく同じ。

何かで満たそうとする前に、

「今は空白があるんだな」と認めてあげること。

それが、心に風を通す第一歩です🍃

.

🌤️ なにもしていない時間。

それは“もったいない時間”ではなく、

“次の自分を育てるための時間”なのだと考えてみてください。

あせらず、なにかを始める準備期間。

ちょっと立ち止まり、深呼吸をするような時間。

.

・誰かの予定に合わせなくてもいい。

・家族に気をつかわなくてもいい。

ただ、今日は「自分と向き合う一日だった」と思えたら──

それだけで、じゅうぶん価値があるのです✨

.

次の章では、

そんな空白に「無理に何かを詰め込んでしまう」ことで生まれる

心の疲れや戸惑いについて、一緒に考えてみましょう。

時間はあるのに、心がどこか宙ぶらりん

🍃 第4章

:無理に埋めなくていい“空白”

==================

「このままじゃダメだと思って、いろいろ始めてみたけれど…

正直、なんだか疲れてしまって。」

そんな声を、実際に多くの方から耳にします。

空いた時間をなんとかしようと、

ボランティアに申し込んだり、教室に通ったり──

何かに夢中になれれば、このぽっかりとした気持ちも埋まるはずだと思って。

.

でも、動けば動くほど、

心の中に“違和感”が残ることがあります。

・「これ、本当にやりたかったことだったっけ?」

・「頑張ってはいるけれど、楽しいと感じない」

そんな感情に気づいたとき、ふとため息が出るのです。

.

💡 実は、「何かを始めること」自体が悪いわけではありません。

ただ、“ぽっかり空いた心”を無理に埋めようとすると、逆に疲れてしまう。

これが、多くの人が陥りやすい落とし穴なのです。

.

たとえるなら、

大きな風船に空気を入れ続けているような状態。

パンパンになって、ちょっとしたことで割れてしまいそうな感覚。

心の空白は、そう簡単に何かで埋まるものではありません。

むしろ、それを**「空白のまま」受け入れる勇気**こそが、

これからの人生をやさしく整えていく鍵になるのです。

.

🌱 たとえば、なにも予定のない一日。

以前なら「もったいない」と思っていたかもしれません。

でも今は、「何もしないこと」に意味がある。

好きな音楽を聴いて、お茶を飲んで、

ただ静かに、外を眺める──

そんな時間が、心を少しずつ満たしてくれるのです。

.

なにかを“する”ことで自分の価値を測るのではなく、

なにもしない自分も、ちゃんと存在していい。

そう思えるようになると、

自然と次の一歩が見えてくるようになります。

.

🍵 無理をしないで、ゆっくりでいいんです。

あせらなくていいし、答えを急がなくてもいい。

空白を空白のまま受けとめられるようになることは、

それだけで立派な“変化”です。

.

そして、そんな“止まっているような時間”の中にこそ、

これからのあなたを支える**“あたたかい芽”**が育っていくのかもしれません。

.

次の章では、

そんな空白の中にふと訪れる“小さなきっかけ”について

お話を進めていきましょう。

無理に埋めようとするほど、心は疲れていく

🌼 第5章

:ふとしたきっかけが、心をひらく

====================

ある日、何の気なしに外へ出てみる。

すると、道ばたに咲いた小さな花が目に留まる──

そんな些細な瞬間に、ふと心が軽くなることってありませんか?🌸

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ぽっかりと空いた時間の中でも、

心がまったく動かないわけではありません。

むしろ、何もしていない“間”の中にこそ、心が動く余白があるのです。

.

たとえば、

・朝の散歩道で聞こえてきた鳥のさえずり🐦

・買い物帰りに見かけた、子どもたちの笑い声

・立ち寄ったカフェで出された、ほっとする一杯の紅茶☕

それは特別な出来事ではないかもしれません。

でも、そういった何気ない場面が、

少しずつ、あなたの心に“風”を通してくれることがあるのです。

.

✨ 心って不思議です。

「何かをしよう」と構えているときよりも、

「ただ、ぼんやり過ごしているとき」のほうが、

大事な気づきがすっと入ってくる。

・「昔、こういう時間が好きだったな」

・「そういえば、あの人に会いたくなったな」

そんな記憶や感情が、ふわっとよみがえることもあります。

それは、心の扉がほんの少し開いたサインかもしれません。🚪

.

また、片づけをしていたら、古いアルバムを見つけた──

そんなきっかけで、懐かしい思い出と再会することもあるでしょう。

・「あのときの自分、けっこうがんばってたなぁ」

・「笑ってる顔、ちゃんと残ってるんだな」

そう思えたとき、過去の自分と“和解”するような、

やさしい感情が広がっていくのです。

.

誰かに褒められたわけでもない。

目に見える成果があったわけでもない。

でも、確かに心があたたまった──

それこそが“再出発”のはじまりなのだと思います。

.

🌟 大きな一歩ではなくていい。

小さな気づき、小さな笑顔、小さな幸せ。

それをひとつずつ拾い集めていくことで、

いつの間にか、新しい自分の軌道が描かれていくのかもしれません。

.

だからこそ、意識して外に出てみることも大切です。

遠くまで出かける必要はありません。

近くの公園でも、スーパーでも構いません。

日常の中に、心が反応する“きっかけ”は、ちゃんとあるんです。

.

そして、そんな気づきが積み重なっていくと、

・「自分のために、なにかしてみたいな」

そんな思いが、自然と生まれてくるようになります。

.

次の章では、

これまで“誰かのため”に動いてきたあなたが、

“自分のために生きる”という視点を持つことの大切さについて、

一緒に考えてみましょう。

ふとした風景が、心に優しく触れるとき

🌟 第6章

:誰かのためから、“自分のため”の生き方へ

=========================

これまで、あなたはずっと「誰かのため」に生きてきたのだと思います。

親の面倒を見て、子どもを育て、

家庭や仕事、地域の役割にもしっかりと向き合ってきた。

.

そんな毎日を重ねていくうちに、

「自分のことは後回し」が当たり前になっていたのではないでしょうか。

朝起きたら、まず誰かの準備。

買い物も食事も、誰かの好みに合わせて。

眠る前にも、明日の誰かの予定を気にして。

そんなふうにして過ごしてきた“人生の前半”。

.

けれど今──

その「誰かのため」の日々が一段落した今、

ようやく「自分のための人生」が手のひらに戻ってきたのかもしれません。

.

最初は戸惑いがあると思います。

自分のために何かをすることが、

どこか“悪いこと”のように感じてしまうこともあるかもしれません。

でも、それは不思議なことではありません。

長い時間をかけて身につけてきた“習慣”なのですから。

.

🌿 ここで大切にしていただきたいのは、

「誰かのための人生」はとても尊いけれど、

「自分のために生きる時間」も、決して劣らず大切だということです。

.

むしろ今のあなたには、

“自分自身を丁寧に扱う”ことが必要な時期なのかもしれません。

それはわがままでも、自己中心でもありません。

人生のリズムが変わった今、

“自分という人間”とあらためて向き合う時間が与えられているのです。

.

たとえば──

🎨 昔やってみたかった趣味を、改めて始めてみる

📖 行ってみたかった場所を、ひとりで訪ねてみる

📝 日記をつけて、自分の気持ちをそっと書いてみる

.

そんな些細な行動のひとつひとつが、

今のあなたをあたたかく抱きしめる“習慣”になっていくのです。

.

そして、不思議なことに、

自分を大切にできるようになると、

また自然と「誰かにやさしくしたい」という気持ちも生まれてきます。

でもその時は、昔のように“義務感”ではなく、

もっと自由で、心からのものになるはずです。

.

✨ 人生の後半は、

「自分を取り戻す」ための時間でもあるのだと思います。

他人の目線を気にしすぎず、

自分の気持ちに素直になって、

これからは“自分のために選ぶ”という視点を

少しずつ育てていきましょう。

.

次の章では、

この“ひとりの時間”を、孤独ではなく「自由」として

受けとめていく考え方を、そっと紐解いていきます。

これからは、”自分のために”生きて行く

🌙 第7章

:孤独ではなく、“自由”として受け止める

========================

一人で過ごす夜。

テレビの音が、やけに大きく感じる。

窓の外を眺めながら、ふと「私、ずっとこのまま一人なのかな…」と

胸が締めつけられるような気持ちになることはありませんか。

.

誰かと一緒にいた時間が長かったからこそ、

その「静けさ」が、**“孤独”**のように感じられてしまうことがあります。

でも、その“ひとりの時間”を、

少しだけ違う角度から見つめ直してみることもできるかもしれません。

.

🔍 たとえば──

誰にも気を遣わず、好きな時間に寝て、

好きなタイミングでお茶を淹れる。☕

朝の空気を感じながら、ゆっくりと新聞を広げる。📰

.

そんな自由な時間は、

家族がいても仕事があっても、なかなか得られなかったものです。

.

もちろん、にぎやかさが恋しくなることもあるでしょう。

「話し相手がほしいな」と思うこともある。

それでも、今あるこの“自由”には、

これまでの人生では得られなかった余白と深さがあるのです。

.

🌿 一人の時間=寂しい時間

そんなイメージを持ってしまいがちですが、

実はそれは、「これからの自分と向き合うために与えられた貴重な時間」なのかもしれません。

.

人と過ごす時間も大切。

でも、自分と過ごす時間も、それと同じくらい大切なんです。

ひとりでいることを受け入れると、

だんだんと「心の中の声」が聞こえてくるようになります。

誰にも見せない、自分だけの気持ち。

それに気づけるのは、静かな時間があってこそ。

.

🕊️ そして何より、

“誰にも縛られない”というのは、

年齢を重ねた今だからこそ得られた特別な自由です。

これまでの人生では、

家族のため、職場のため、地域のため…

「自分の意思」より「まわりの都合」を優先する場面が多かったかもしれません。

でも今は、

・「今日は出かけない」

・「今日はのんびり昼寝をする」

・「ちょっと贅沢してケーキを買おう」🍰

そんなささやかな選択が、自分の心に素直であるという証なんです。

.

寂しさが完全になくなることはないかもしれません。

でも、その中にも穏やかな楽しさや静かな幸福感は、

ちゃんと存在しているのです。

.

🌸 一人だからこそ気づける幸せ。

一人だからこそ自由に選べること。

そのすべてが、今のあなたを形づくっている大切な一部です。

.

次の章では、

その“自由な時間”の中で、自然な形でつながりが生まれていくことについて

やさしくお話ししていきます。

”孤独”ではなく、”自由”として受け入れてみる

🤝 第8章

:新しいつながりは、探さなくても出会える

=========================

人とのつながり──

それは人生にとって欠かせない、心の栄養のようなもの。

でも、年齢を重ねるにつれて、

友人との別れ、家族の独立、役割の終わりなどで、

「つながり」が自然と減っていくことも多いものです。

.

・「誰かと話したいけど、誘うのも気をつかうし…」

・「何を話せばいいのか分からなくて、気まずくなるのが怖い」

そんな気持ちが重なって、

ついつい“人との距離”を取ってしまうこと、ありませんか?

.

でも、それは決して悪いことではありません。

無理に人とつながろうとすると、かえって心が疲れてしまうこともあるからです。

.

🌿 大切なのは、「つながりを探す」のではなく、

自然と出会う“きっかけ”を、そっと受け取る心の準備をしておくこと。

.

たとえば──

🛍️ いつも行くスーパーで、同じ時間に出会う顔

🐶 散歩中にすれ違う人と交わす、たったひと言の「こんにちは」

📚 図書館や地域の掲示板で見つけた、ちょっと気になる催し物のチラシ

.

それは、声をかけるほどの関係ではないかもしれません。

でも、そんな“ちいさな気配”が、

あなたの暮らしにあたたかさを与えてくれることがあるのです。

.

そして、つながりというのは、

派手な出会いやイベントではなく、

そういった“日常のなかの繰り返し”から静かに育っていくもの。

.

✨ 気がつけば、「いつもの人」となり、

やがて「ちょっと話せる人」へ。

そこから少しずつ、「心を許せる人」が増えていくこともあります。

.

また、最近ではオンラインの世界も広がっています。

スマホやパソコンが使えるなら、

同じ趣味や興味を持った人と、距離を超えてつながることも可能です。

無理に話題をつくろうとしなくても、

「ただ見るだけ」の参加も、立派な第一歩。

そこから自然と交流が広がることも、今では珍しくありません。

.

🧩 そして忘れないでいただきたいのは、

“たった一人の深いつながり”も素晴らしいけれど、

“ほどよい距離の、やさしい関係”もまた、人生を豊かにしてくれるということ。

会えば元気になれる。

話せばちょっと笑える。

そんな存在が、ひとりでもいれば、それはとても心強いことです。

.

あなたが心を開きすぎなくても、

だれかが勝手に入ってくるわけでもありません。

でも、その中間地点で「ふっと交わる瞬間」を

大切にしていけたら、

それだけで人とのつながりはじゅうぶん育っていくのです。

.

🌷 つながりは、探しに行くものではなく、

日常のなかに“ふっと舞い込んでくるもの”。

そのときの自分が、少しでもやわらかく受け止められる状態でいられれば、

人生はまた、あたたかく動き出していきます。

.

次の章では、

このように静かに変化していく日々を「第二章」ととらえ、

これからどんな生き方が待っているのかを、ゆっくり考えていきましょう。

つながりは、無理に深さなくても出会える

📖 第9章

:人生の“後半”ではなく、“第二章”として

=======================

・「もう年だから…」

・「いまさら何を始めても…」

そんな言葉が、ふと口をついて出てしまうことはありませんか?

誰に言われたわけでもないのに、

自分で自分にブレーキをかけてしまう。

そんな場面が、年齢を重ねるごとに増えていくのかもしれません。

.

でも本当に、“人生の後半”って、

ただ“ゆるやかに終わっていく時間”なのでしょうか?

.

🌱 わたしは、そうは思いません。

むしろ、これまで積み重ねてきた経験や人との関係、

さまざまな「感情の記憶」が揃っている今だからこそ、

新しい章を始めるチャンスがある──そう考えたいのです。

.

たとえば本でいえば、前半が「家族」や「仕事」にまつわる物語だったとしたら、

後半は「わたし自身の物語」を自由に書き綴っていい。

誰かの期待や役割から少し離れて、

・「どう生きたいか」

・「何を大切にしたいか」──

そういった問いを、自分にだけ聞かせてあげる時間が、

いま目の前にあるのです。

.

🖋️ 人生には、決まった正解も、ゴールもありません。

「これをしなければいけない」なんてルールもない。

だからこそ、“これからの章”は、

あなたが思うままに描いていいのです。

.

新しいことに挑戦するのも素敵です。

でも、何かを始めなくてもかまいません。

・「今日はこれをしてみたい」

・「今日は何もしないことを選ぶ」

そんなシンプルな選択を、ひとつずつ丁寧に重ねていく──

それが、“第二章のあなた”の歩き方になるのだと思います。

.

🌸 今ある時間は、過ぎ去ったものの“続き”ではありません。

まったく新しい一冊のはじまりです。

そして、その物語の主人公は、ほかの誰でもない──

あなた自身です。

.

焦らず、比べず、

あなたのペースで、ページをめくっていってください。

一歩一歩が、きっと未来へのやさしいしるしになるはずです。

.

そして次は「あとがき」として、

この物語をそっと閉じる前に、

“次の物語”へ向かうための小さな言葉をお届けします。

ここから始まる、わたしの”第二章”

🕊️ 最後に…

:空白のあとに訪れる、新しい物語へ

======================

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

もしかしたら、途中で涙がこぼれそうになった方も、

あるいは、ご自身のこれまでを振り返るような気持ちになった方も

いらっしゃるかもしれません。

.

親を見送るということ──

それはひとつの“人生の幕引き”でもあり、

同時に、自分のこれからと向き合う“入口”でもあります。

.

子どもが自立していく中で、

親としての役目を終え、

ぽつんと静けさだけが残るような感覚。

そんな中で、「今さら自分に何ができるだろう」と、

迷いを抱えるのは、決してあなただけではありません。

.

でも、その空白こそが、

次の物語のはじまりのページかもしれません。

.

🌸 ゆっくりでいい。

今はまだ、ページをめくる力が残っていなくてもいい。

大切なのは、「これからも自分の物語を生きていいんだ」と

ほんの少しでも思えるようになることです。

.

人生は、一冊の本ではありません。

いくつもの章があって、

いくつもの再出発があっていい。

役割を果たし、支えてきたあなたが、

これからは「自分自身の人生」を

少しずつ歩き直していけますように。

.

そして──

次回は、そんな“歩き直し”の視点にもっとフォーカスを当てて、

あなた自身の人生を、ゆっくりと棚卸ししながら、

これからをどう生きていきたいかを探る物語へと進んでいきます。

.

📘 次回タイトル

==========

「これまでを棚卸して、これからを生き直す──60代からの“私”の物語」

=================================

.

過去を振り返ることで、未来がやさしく整っていく。

そんな時間を、あなたと一緒に歩いていけたら嬉しいです。

.

それでは、また近いうちに。

あなたの人生が、今日よりほんの少しでも軽やかになりますように。

心からの願いをこめて──

.

ありがとうございました。

今までの人生に”ありがとう”を。そして、そして、次の物語へ
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