動けない本当の理由は、脳の仕組みにあった
「副業やりたい。何かを変えたい。今のままじゃ嫌だ…」
そう思ってるのに、なぜか行動に移せない。
スマホで副業の情報は見てるし、オンライン講座も気になってるし、noteだって読んでる。
でも、気づけば1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月…何も変わらず、ただ時間が過ぎていく。
そんな経験、ありませんか?
もしかすると、あなたは「自分は意志が弱いんだ」とか「やっぱり向いてないのかな」なんて、自分を責めているかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
それ、本当に“あなたのせい”なんでしょうか?
実は、あなたの脳が全力で止めにきている
やる気もあるし、興味もある。
なのに、なぜか手が止まってしまう。
実はこれ、よくある“人間らしい”反応なんです。
その背後には、脳のとある仕組みが関わっています。
それが、「現状維持バイアス」と呼ばれるもの。
人間の脳って、基本的に“変化”を嫌うようにできているんですよね。
なぜなら、変化=リスク=命の危険、という生存本能に直結してるから。
太古の昔、知らない森に入るのは命がけだった。
だからこそ、脳は「今のままでいよう」と私たちに指示を出すようになったんです。
つまり、副業を始めようとする行為は、脳にとっては“危険信号”なんですよ。
知らないことをやる、初めての人と関わる、お金を使う…そういった行動すべてが、脳にとっては「おいおい大丈夫か?」というアラートなんです。
だからこそ、あなたがなかなか動けないのは「意志が弱いから」じゃなく、「脳があなたを守ろうとしている」から。
でも、皮肉ですよね。
変わりたいと思ってるのに、脳が全力で止めにくるなんて。
僕が“動ける人”になれた理由
以前の僕も、まさに“動けない人”でした。
マーケティングを学んでみたい。
副業に挑戦してみたい。
もっと自由な働き方をしたい。
そう思ってたのに、行動はいつも“情報収集”止まり。
買った本は読まれず、登録した講座も見ないまま、ただ月日が過ぎていく。
何がダメなんだ?と悩んだ末にたどり着いたのが、脳科学との出会いでした。
そのとき衝撃を受けたのが、「人は感情で行動を選び、論理で正当化する」という話。
つまり、「やるべきだ」と思っていても、感情が動いていなければ、脳はその行動を“重要ではない”と判断してしまうんです。
しかも、「完璧にやらなきゃ」と思うほど、脳はプレッシャーを感じて行動を止める。
「これは失敗するかも」「笑われるかも」「続けられなかったらどうしよう」
そんな恐れが無意識に反応して、「よし、やろう」とはならない。
じゃあどうしたか?
僕が始めたのは、“脳との自己対話”でした。
今日からできる「脳との会話」のはじめ方
まず、僕は毎朝、ノートを開いてこんな質問を自分に投げかけました。
・今日はどんな気分?
・今、何にワクワクする?
・本当は何をしたいと思ってる?
・もし誰にも批判されなかったら、何をやってみたい?
これ、簡単そうに見えて、最初はけっこう難しいんです。
なぜなら、僕たちは普段「正解」を探しすぎて、自分の“本音”に鈍感になっているから。
でも、毎朝5分でもこの質問を繰り返すことで、脳が少しずつ変わっていきました。
「あ、今日はこれがやりたいかも」
「昨日のモヤモヤ、実はこれが原因だったな」
そんな“気づき”が出てきたとき、自然と手が動き出すんです。
つまり、行動って“意志の力”で無理やり起こすものじゃない。
“本音の声”が聞こえるようになると、自然と動きたくなる。
これが、僕が実感した脳科学的な行動変容のプロセスです。
たったひとつの行動が、脳の習慣を変えていく
習慣化って、意志の問題だと思われがちだけど、実際は「脳の報酬系」と呼ばれる仕組みをどう扱うかがポイントになります。
人間の脳は、「やったら気持ちいいこと」には勝手にハマるんです。
ゲームも、SNSも、食べすぎもそう。
だったら、それを“副業”にも応用すればいい。
例えば、僕がやっているのは「副業したら、スタバのコーヒーを飲んでいい」みたいな、ちょっとしたご褒美設定。
バカみたいに思えるかもしれないけど、これで脳は「副業=楽しい」「行動=嬉しい」と覚えていきます。
この“小さな報酬”が積み重なると、やがて「やらないと気持ち悪い」という“逆の習慣”になるんです。
つまり、行動できない状態から抜け出すには、「まず動く」のではなく、「動きたくなる脳を育てる」ことが大事なんです。
あなたの脳は、あなたの味方になれる
行動できないことを、自分の“欠点”や“怠け”だと責めてしまう人は多いです。
でも、それは違う。
あなたの中の“脳”は、もともとあなたを守るために働いてくれているんです。
大事なのは、その脳のクセを知って、味方に変えること。
完璧を求めすぎない。
感情に気づく。
毎日5分、脳と会話する。
小さな報酬で「楽しい」を増やす。
そんな工夫を積み重ねることで、
「いつかやりたい」を「今日、やった」に変えることができます。
これは、才能じゃありません。
どんな人でも、“脳の声”に耳を傾けるところから始められます。
今日から、まずはノートを1ページ。
脳との対話、始めてみませんか?
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