副業=逃げと思ってた。でも始めたら“本業の才能”に気づいた。
「副業なんて、逃げてるだけだろ」
少し前までの自分は、心の中でそうつぶやいてました。
「本業で結果を出せないやつが、ラクなほうに逃げてるんだ」
「副業って、結局は趣味の延長でしょ?」
「何より会社にバレたらヤバいし」
そんな風に思ってた。いや、思い込もうとしてたのかもしれない。
でもね、今ならはっきり言える。
副業は、逃げじゃなかった。
むしろ、自分が「本当に力を発揮できる場所」に気づく旅だった。
なんとなくの違和感、それがはじまり
会社員としてそれなりに仕事はしてた。
ミスも少ないし、上司との関係も悪くない。
でも、なぜか満たされない。
「このまま定年まで働き続けるのか?」
「自分って、本当はもっと何かできるんじゃないか?」
そんなモヤモヤが、毎朝の通勤電車で頭をよぎる。
スマホでSNSを開けば、「月5万の副収入」「起業しました!」なんて言葉が並んでて、
つい見ちゃうけど、どこかで「いやいや、俺は会社員だから…」ってブレーキをかけてた。
だけどある日、ふと思ったんです。
「やらずに後悔するくらいなら、ちょっとだけやってみるか」と。
こっそり始めた副業。でも最初は全然ダメだった
最初はブログ。
自分の知識を記事にして、アフィリエイトで稼ごうと思った。
でもまあ、甘かったですね。
1記事書くのに3時間。
なのにアクセスはゼロ。
「副業ってこんなにキツいの?」と正直思った。
それでも続けた。
書くこと自体は嫌いじゃなかったし、
書いてるうちに「自分って、こんなことを感じてたんだ」とか、
「このテーマって、意外と興味あるな」とか、気づきが増えていった。
それがなんか、心地よかった。
副業なのに、なぜか本業がうまくいき始める
不思議なことが起こり始めたのは、その頃。
本業の会議で発言する内容が、やたらとウケるようになった。
上司から「その切り口、面白いな」と言われることも増えた。
部下とのコミュニケーションも、なぜか前よりスムーズになった。
…なんで?
最初は偶然かと思ったけど、違った。
副業でブログを書いてると、自分の考えを「わかりやすく伝える力」が自然と鍛えられてたんですよね。
さらに、マーケティングや心理学の本を読むようになって、
「人の心を動かす言葉」に興味を持ち始めた。
これが、社内でのプレゼンや資料作成にも活きてきた。
気づけば、本業でも「発信する側」になってた。
自分の“好き”と“強み”がつながった瞬間
あるとき、副業で知り合った人から「文章、わかりやすいですね」と言われた。
嬉しかった。
それまで自分には特に誇れるスキルなんてないと思ってた。
でもその一言で、「書くことって、自分に向いてるのかも」と思えた。
それからは、文章に関わる副業にも挑戦。
SNSの投稿代行、商品紹介のライティング、小さな案件を少しずつこなしていった。
すると、自然と「言葉にして伝えること」への解像度が上がっていった。
本業の中でも、「お客様にどう伝えるか」「部下にどう説明するか」みたいなところで力を発揮できるようになってきた。
副業って、スキルを売る場所だと思ってた。
でも違った。
副業は、自分の“強み”に気づくきっかけだった。
「逃げ」じゃなく「探求」だった
思い返せば、最初に副業を始めたのは「このままでいいのか?」っていう、
ちょっとした違和感だった。
当時の自分には、副業を始めること自体が「本業からの逃げ」に見えていた。
でも、やってみてわかった。
副業は、自分自身の可能性を探求する時間だったんだ。
たしかに、会社員をやってると時間は限られる。
夜、疲れた体でパソコンを開くのは正直しんどい。
でもその先に、自分だけのフィールドが広がっていた。
副業って、何も特別なスキルや才能が必要なわけじゃない。
「今の自分にできることを、小さく始めてみる」
それだけで、人生の景色は変わり始める。
もし、今あなたが同じ場所にいるなら
副業に興味はあるけど、なんか一歩が踏み出せない。
時間もないし、才能もないし、周りの目も気になる。
そんな気持ち、めちゃくちゃよくわかる。
でも、それでも言いたい。
少しだけでも、やってみてほしい。
たとえば、ブログを書くでもいいし、noteに日記を投稿するでもいい。
ChatGPTで誰かの相談に答えてみるのもアリ。
やってみて初めてわかる世界って、本当にあるんです。
そして気づくんですよ。
「これは逃げじゃなかったんだ」って。
むしろ、今まで知らなかった“自分自身”に出会える場所だったってことに。
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