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最初からやれよ、の一言に尽きる。

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Sakura.

また流れてきた、アレ系のInstagramのリール。

帰宅した夫が言う。
「明日から、弁当は作らなくていいよ。コンビニで済ませるから」

戸惑う妻。「なんで?いらなかったってこと?それなら最初から言ってよ」

彼は取り繕うように向き合って。
「ほら、転職して朝早くなったじゃん?だから大変そうだなって。これからは俺が作る!」

……キモ。

画面の中では、感動的なBGMと、感謝に震える妻。
コメント欄には「理想の旦那様」なんて、思考停止した賞賛の嵐。
反吐が出る。

ねえ、どうして誰も気づかないの?
これ、単なる「怠慢」の告白でしかないのに。

「これからは俺が作る」
その言葉が、何よりの有罪証明。
自分でお弁当を作れるだけのスキルも、時間も、リソースも。
彼は最初から、ずっと持っていたということ。

妻が転職し、限界を迎えるまで。
彼はその能力を「隠」し、当然のように妻の無償労働を搾取し続けてきた。
それを、妻が壊れそうになってから「免除してやる」と差し出す。
その傲慢な全能感。
「許可を与える側」に立っている自分への、無自覚な陶酔。

男にとっての家事は、いつだって「余裕がある時のパフォーマンス」でしかない。
自分が動かなくても誰かがやってくれる、その特権の上に胡坐をかいて。
たまに腰を上げれば、世間から「優しい」と褒めそやされる。
費用対効果のいい、自己満足のための投資。

女にとっての家事は、呼吸と同じなのに。
やらなければ「怠慢」だと石を投げられる、逃げ場のない日常なのに。

この絶望的なまでの「ズレ」を。
「いい話」というオブラートに包んで、今日も社会は再生産する。 表面だけ「ケア」のシールを貼って。

本当の意味で妻を思っているなら。
転職する前から、いや、結婚したその日から、キッチンに立っていて然るべきでしょう。
なぜ「被害」が出ないと、あなたたちは「人間としての機能」を果たそうとしないのか。

正直、もう見ていられない。
SNSを開けば、無自覚な加害者たちが、聖者の顔をして溢れている。

「明日から、作らなくていいよ」
その言葉の裏にある、底知れない冷たさに。
気づかないフリをして涙を流せるほど、私はもう、若くない。

まあ、どうでもいいけれど。
どうせ明日もまた、新しい「理想の夫」がバズり。
私はそれを 「キモ」
と吐き捨てるだけ。

それが、私の、そしてこの国の、変わることのない日常。

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その「普通」は、もうどこにも売ってない。
Sakura.
差別や争いは嫌い。私たちはただ、静かに息をしたいだけ。そこに『正論』も『反論』もいりません。ここは、言葉にできない痛みを分かち合える人たちだけの避難所。理解しようとしない外野の声は届かない場所で、あなたとだけ優しくつながっていたいと願います。
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