逆張りが正解。お金より“仕組み”で勝つ求人戦略
「え、まだ求人広告に何十万円もかけてるんですか?」
もしそうなら、ちょっと立ち止まってみてください。
だって、そのやり方…ほんとうに効果出てますか?
毎月、求人広告に30万、50万、下手したら100万近く使ってる。
でも蓋を開けたら応募はゼロとか、やっと1人来たと思ったらすぐ辞退された。そんな話、いま本当に珍しくないんです。
特に社員数が10〜50名くらいの中小企業にとっては、この「採用コスト問題」は無視できない課題。
お金かけてるのに成果が出ないって、精神的にもキツイですよね。
でも逆に言えば、いまこの「採用のやり方」に疑問を持っているならチャンスです。
というのも、最近**“逆張り”の採用手法**が成果を出しまくってるから。
今日はその話を、ちょっと突っ込んでしていきたいと思います。
「求人広告を出すのが当たり前」は、もう終わりかけてる
ちょっと冷静に考えてみましょう。
あなたの会社が求人を出すとき、真っ先に思い浮かぶのはなんですか?
Indeed?求人ボックス?リクナビやマイナビ?
どれも間違ってません。でも、今これらに「乗せるだけ」じゃ人が集まらない時代なんです。
なぜか?
それは、情報が溢れすぎてるから。
求職者も「なんとなく応募」なんて、もうしなくなってます。
今の求職者って、ちゃんと調べてから動くんですよね。
求人を見たら、まずGoogleで社名を検索する。
次にホームページをチェックする。
SNSがあれば見るし、ブログや社員インタビューがあれば読む。
YouTubeまで探して見てる人もいます。
つまり、求人広告は「きっかけ」に過ぎなくて、
その後の“情報の濃さ”で応募するかどうかが決まるんです。
あなたの会社、ちゃんと見つけてもらえる状態になってますか?
採用の勝ちパターンは、「広告」より「仕組み」
ここでちょっと、実際にあった話を紹介させてください。
ある地方の建設会社さん。社員数は20名弱。
ずっと求人に悩んでいて、月に30万の予算を組んで媒体に出稿していました。
でも、ほぼ反応なし。来てもミスマッチ続き。
そこで、僕が提案したのが「広告、いったん全部やめてみませんか?」っていう“逆張り戦略”。
最初は不安だったと思います。でも、代わりにやったのが、
- 自社の強みや働き方をnoteで毎週発信
- 社員インタビューをInstagramでコツコツ投稿
- 採用ページを完全リニューアルして「社風」を見せる仕様に
- 社長のメッセージを3分動画で収録してYouTubeにアップ
つまり、求人媒体じゃなくて、自社のメディアで“伝える”ことにシフトしたんです。
これ、成果どうなったと思いますか?
なんと、広告費ゼロでも月に5〜6件の応募が安定的に来るようになりました。
しかも、面接で「note読みました」「社長の動画、すごくよかったです」って言ってくれる人が多い。
この時点で、もう勝ってますよね?
「伝える力」がある会社に、いい人は集まる
いい人材って、なんであなたの会社に応募しないんだと思います?
能力がないから?
都会に行きたいから?
待遇が悪いから?
…たしかにそれもゼロじゃないかもしれません。
でもね、実は多くの場合、「知られてない」ことが原因なんです。
逆に言えば、知ってもらえれば、興味を持ってもらえれば、
あなたの会社に魅力を感じてくれる人って、絶対いるんです。
そのために必要なのが「伝える仕組み」。
広告って、単発で終わるんですよ。
でも、noteやInstagram、YouTube、ブログって、ずっとネット上に残り続ける。
これって「積み上がる資産」ですよね。
1回発信すれば、誰かが検索して見つけてくれる。
ある意味、24時間営業してくれる営業マンみたいなもの。
中小企業こそ、こういう仕組みを先に持っておくべきなんです。
じゃあ、何から始める?
ここまで読んで「よし、仕組みでやってみようかな」と思った方に、
実際に何から始めたらいいかもお伝えしておきます。
まずは以下の3ステップを試してみてください👇
① 採用ページを見直す
これ、ほんとに大事。
求人票じゃなくて、「会社の魅力を語るページ」にするのがポイント。
- 写真はリアルな社内風景に
- 社員インタビューを載せる
- 社長の思いを“文章”で伝える
それだけで応募率は確実に変わります。
② noteやブログで「働く中のリアル」を書く
業界の裏話や、普段の仕事の様子、社員の声など。
読み手が「この会社、いいな」と思えるような情報を出していきましょう。
難しく考える必要はありません。週1投稿で十分です。
③ InstagramやYouTubeで社風を可視化する
最近は動画で会社を見る人、めちゃくちゃ増えてます。
- オフィス紹介
- 現場の風景
- 社長や先輩社員の一言
このあたりをスマホで撮るだけでもOK。
“素人感”がある方が、かえって信頼されます。
最後に一つだけ質問させてください。
あなたの会社、求人広告をやめても応募が来る仕組み、持ってますか?
もし答えが「NO」なら、始めるタイミングは今この瞬間です。
求人マーケットの常識が変わりつつある今こそ、中小企業の“逆転の一手”を打つタイミングです。
広告にお金をかけなくても、「仕組み」で勝てる時代。
そのスタートラインに、いま立ってみませんか?
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