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社員の夢を応援したら、辞めるどころか戦力になった話

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みんちゃん【求人マーケッター】
目次
「夢を見る=辞めたい」と思い込んでいたあの頃 火を消すのは簡単。けど、そのあとが悲しい 風を送ったら、めちゃくちゃ燃えた話 「夢」は、辞表じゃない 採用の強さは、“去らせない”じゃなく“残りたくなる”にある 最後に、ちょっとだけ問いかけ

「社長、実は…夢があるんです」

これ、言われたことある人います?

ぼくはある。しかも、何回も。

たいていこのセリフが出たときって、「うわ、これはもう辞める前の前兆だな…」って構える社長、多いんじゃないでしょうか。

一瞬で「転職」「独立」「副業」「起業」みたいなキーワードが頭の中を駆け巡って、「ああ、もううちじゃないんだな」とショックを受ける。

でも、ちょっと待ってください。

もしかしたらその“夢宣言”、会社にとってむしろチャンスかもしれません。

夢を語る社員って、実はすごいポテンシャルを秘めてるんです。

そしてその“火”を消すか、逆に“風を送る”かで、未来が大きく変わるって話を、今日はお届けします。

「夢を見る=辞めたい」と思い込んでいたあの頃

ぼく自身、前職で部長をしていた頃は、「社員が夢を語り出すのは辞めるサイン」だと思ってました。

「いつか独立してみたいんです」

「マーケティングを本気で学びたくて」

「自分のサービスを作ってみたくて」

そういうのを聞くと、「おいおい、うちの会社でやってることに集中してくれよ」って言いたくなったし、実際にそう伝えてしまったこともある。

なんなら心の中で「うちで得たスキルを持って、他に行く気なんでしょ?」なんて拗ねてた時期もありました。

でも、あるとき気づいたんです。

夢を語る社員って、めちゃくちゃ優秀なんじゃないかって。

火を消すのは簡単。けど、そのあとが悲しい

たとえば、ある若手社員が「副業でSNS運用の勉強をしたい」と言い出したことがありました。

ぼくの中では「副業=辞める準備」だったから、最初は正直いい気はしなかった。

「会社に集中してほしいんだよね」って、ちょっとキツめに言ってしまった。

そしたら、その社員の目の輝きが一気に消えた。

わかりますか?

“あ、火が消えたな”っていう瞬間。

それから数ヶ月後、その社員は本当に辞めていきました。

もちろん、会社と合わなかっただけかもしれない。

でも今振り返ると、「せっかく火がついてたのに、自分が水かけたな」と思えて仕方ない。

風を送ったら、めちゃくちゃ燃えた話

そんな失敗を経て、あるときから発想を変えてみたんです。

夢を語る社員がいたら、「マジで?面白そうじゃん!」って応援してみる。

そしたらね、めちゃくちゃ変わったんです。

まるで、焚き火に風を送ったかのように。

ある社員は「将来、地元で子育て支援の事業をやってみたい」と言いました。

普通に考えたら、会社とはまったく関係ない。

でもぼくは、「そのために必要なこと、今の仕事でも練習してみない?」って言ったんです。

業務の中でプレゼンの場をつくって、社内イベントの企画を任せたり、SNSの運用も手伝ってもらったりしました。

そしたらどうなったか?

驚くほど自発的に動いてくれるようになった。

誰よりも早く出社し、誰よりも周囲を巻き込む力をつけていった。

そして、まだ辞めてません。

むしろ今や、チームに欠かせない存在になってるんです。

「夢」は、辞表じゃない

社長が夢を怖がるのは、ある意味しょうがないと思います。

だって、現実を見てくれよって思いますよね。

「夢見る前に、まず目の前の仕事終わらせてくれ」と。

でも、夢を持ってる社員って、裏を返せば“未来を考えてる”ってことなんですよ。

未来を考えてない社員ほど、実は辞めやすい。

「なんとなく辞める」「なんとなく転職する」っていう人は、夢すら語らないですから。

夢を語る=希望を持ってる

希望を持ってる=火がついてる

火がついてる=まだ育つ可能性がある

だったらその火に風を送ってみるのも、悪くないと思いませんか?

採用の強さは、“去らせない”じゃなく“残りたくなる”にある

最近、求人マーケティングのコンサルをしていてよく思うんですが、

採用って、「辞めさせないための仕組み」よりも、「この会社でやってみたい!って思わせる環境」の方が圧倒的に大事なんです。

そして、それは「夢を応援する姿勢」にすごく関係してる。

「ここにいれば、自分の夢に近づけるかもしれない」

「この会社の中で、自分のやりたいことも実現できそうだ」

そう思ったとき、人は“自分の足で”残る選択をします。

強制でも囲い込みでもなく、

信頼と可能性で繋がる。

これって、これからの時代の最強の組織づくりじゃないかなと本気で思ってます。

最後に、ちょっとだけ問いかけ

もし、あなたの会社で「夢を語る社員」が現れたら、どうしますか?

・辞める前兆として、内心がっかりする?

・リスクを恐れて、そっと静観する?

・それとも、「お、来たな!」とチャンスに変える?

ぼくは、自分の失敗も踏まえた上で、やっぱり“風を送る側”でいたいと思っています。

社員の夢に火がついたとき、社長の役目はそれを吹き消すことじゃなく、

一緒に「その先」を見に行くことなんじゃないかと。

だって、夢を応援できる会社って、夢を持った人が集まる会社ですから。

✍️ 読んでくれてありがとうございました!

気づきがあったら、スキ♡やコメントで教えてもらえると嬉しいです!

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