未来への「良かれと思って」が、私を窒息させる
こんにちは、あやかです。
最近、K子さんからの「アドバイス」が、ますます私のパーソナルスペースに踏み込んできてる気がします。
それも、いつも決まって「あなたの将来を思って」って枕詞つき。
聞くたびに、心の中で「うっ…」ってなるんです。
この前も、久しぶりに電話がかかってきて。
他愛ない話の後に、突然こう切り出されました。
「あやかちゃん、ライターのお仕事、順調なの?
やっぱりフリーランスだと、将来が不安定じゃないかしら。
私、公務員だったからよくわかるんだけど、安定って本当に大事よ。
あなたの将来を思って言ってるんだけど、そろそろちゃんとしたところに就職した方が安心じゃない?」
…いや、分かってるよ。心配してくれてるんだよね。
でも、私の仕事への情熱とか、フリーランスとして頑張ってることとか、
全然見てくれてないんだなって、悲しくなる。
「私が安定した道を知ってるんだから、あなたもそうしなさい」って言われてるみたいで。
私の人生なのに、K子さんのレールに乗せられそうになる感覚。
それが、すごく、息苦しい。
そして、さらに踏み込んだのが、その後の言葉でした。
「それでね、そろそろ赤ちゃんは?
あやかちゃんももうすぐ30歳でしょ?
私が言うのもなんだけど、女の人は早く産んでおいた方がいいわよ。
体力もあるうちがいいし、子育てって本当に大変なんだから。
〇〇さん(夫)も、早く孫の顔が見たいって言ってたわよ。
あなたの将来を思って言ってるのよ、焦らせるわけじゃないけど…」
もう、言葉が出ませんでした。
妊活なんて、すごくデリケートなことなのに。
それを、こんなにストレートに、しかも「あなたの将来のため」って。
まるで私が、自分の将来を考えてないみたいに言われてるみたいで。
私の体のこと、夫とのタイミング、いろんなことが絡み合ってるのに。
「早く孫の顔を見せてあげなさい」って、K子さんの願望を、
私の「将来」って言葉にすり替えて押し付けられてる気がして。
「私がこうしてアドバイスしてあげてるんだから、早くしなさい」って、
暗に言われてるみたいで、もう、本当に、しんどい。
夫に話しても「母さんは悪気がないんだから…」って。
分かってるってば!
でも、その「悪気がない」が、一番厄介なんだよ。
だって、悪気がないから、私が何を言っても響かない。
そして、私が傷ついても、K子さんは気づかない。
この、善意という名のプレッシャー。
私の人生に、K子さんの価値観という名の「正解」を押し付けてくる。
「あなたの将来を思って」って言葉が、
私を縛り付けて、窒息させてくるんです。
どうしたら、この見えない不協和音から解放されるんだろう。
今日も私は、夫や親戚の目を気にしながら、
K子さんの「善意」という名の呪縛の中で、小さなため息をつくのでした。
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