副業の世界に転生したら、まず受けるべき3つのクエストがあった
もし、ある朝目覚めたら「副業の世界」に転生していたとしたら――。
目の前に広がるのは、見知らぬマーケティングの街、スキルという名の武器屋、SNSという冒険者の酒場。
右も左もわからず、とりあえず立ち尽くしてしまうあなたに、村人はこう言うでしょう。
「まずは、初期クエストをこなしてきなさい」って。
今回はそんな“副業冒険者”としての第一歩を踏み出したい人に向けて、
レベル1の状態でも安心して進められる「3つのクエスト」をご紹介します。
本当に始めたいのに、何をすればいいかわからない。
そんなあなたのための「最初のストーリー」です。
魔王退治じゃなくて、まずは地図を描こう
最初にやりがちなのが、「いきなり魔王(=月収10万円)」を倒そうとすること。
いろんな副業情報を見て、YouTubeやブログ、noteを巡って、
「どの副業が一番稼げるのか?」という視点で答えを探しに行く。
でもね、それは言ってみれば、裸のままラスボスの城に向かうようなものなんですよ。
まだ武器も、仲間も、スキルも、回復アイテムもない状態で。
そんな状況で勝てるわけがないし、なにより心が折れるのが早い。
じゃあどうすればいいか。
それは、まず“旅の地図”を描くこと。
どこに向かうのか、自分はどんなキャラなのか、どんなルートで進むのか。
地図を持っている人は、たとえ迷っても戻れるし、回り道も“経験値”として活かせる。
そして、その地図を描くために必要なクエストがあるんです。
クエスト①:スキルより先に「自分の物語」を探しにいく
「副業って、何をすればいいですか?」
そう聞かれることがあるけれど、僕の答えはいつもこう。
「まず、自分の過去を旅してみよう」
あなたが今まで経験してきたこと、心が動いた瞬間、
悔しかったこと、嬉しかったこと、何かを諦めた瞬間。
そういった“物語のかけら”を集めるのが最初のクエストです。
なぜなら、副業の世界では「誰でもできること」より、
「あなたにしか語れないこと」のほうが価値になるから。
たとえば、飲食店でバイトしてた経験でも、ただの「レジ打ち」ではなくて、
“お客さんの顔を覚えて名前で呼んだら売上が上がった”って話には、あなただけの視点が宿る。
その視点が、“商品のコンセプト”になったり、“サービスのストーリー”になったりする。
副業は、ビジネススキルで始めるんじゃなくて、“人生の棚卸し”から始めるものなんです。
クエスト②:小さな実験場をつくってみる
次のクエストは、「実験する勇気」を持つこと。
副業の世界では、最初から完成品を売る必要なんてありません。
むしろ、最初は“テストプレイ”が前提なんです。
たとえば、Instagramのアカウントを作ってみる。
ブログで日記っぽく発信してみる。
知り合い相手にちょっと相談にのってみる。
Canvaでチラシを作ってみる。
この段階でお金をもらえなくても、全然OK。
ここは“スライム討伐”のステージですから。
このクエストの目的は、「自分の反応」と「人の反応」を観察すること。
・やってみて面白かったか?
・反応が返ってきたか?
・「これ、もっと続けたい」と思えたか?
こうしたフィードバックが、次の冒険のヒントになります。
そして、副業って結局「継続した人」がレベルアップしていく世界。
だからこそ、自分が楽しめるかどうかって、めちゃくちゃ大事なんです。
クエスト③:未来の“理想の自分”に会いにいく
3つ目のクエストは、「未来のビジョン」を描くこと。
いわば、あなたにとっての“ラスボス”の正体を知る旅です。
ここでいうラスボスは、「月収100万円」みたいな外的数値じゃなくて、
「どんな毎日を過ごしたいか?」という内的世界観のこと。
・朝はコーヒーを入れながらゆっくり仕事を始めたい
・家族との時間を犠牲にせずに働きたい
・自分の好きなテーマで、人に感謝されたい
こういう“理想の日常”を、まるで物語を書くように描いてみる。
実は、このビジョンがあるだけで、行動の質が変わります。
迷ったときの判断軸になるし、学ぶべきことや出会うべき人の精度も上がる。
何より、「あ、これ、物語の途中なんだな」って思えることで、焦らなくなるんです。
つまり、理想の自分=最終ステージの地図を先に描いておくことで、
今やっている“小さなクエスト”の意味がクリアになる。
未来から逆算して、今を選べるようになるって、かなり強いですよ。
まずは“1歩分の冒険”からはじめよう
副業って、スキルがすごい人だけの世界じゃない。
特別な才能を持った人の特権でもない。
地図を描いて、自分の物語を見つけて、ちょっとした実験をしてみて、
そして理想の未来を想像する。
それだけで、もう“旅は始まってる”んです。
RPGだって、最初は村の人に話しかけるところから始まるでしょ?
あなただけの世界観を、あなたのペースで創っていけばいい。
その第一歩として、今回の3つのクエスト。
ぜひ、今日から“はじめの村”で受けてみてください。
さあ、冒険の書を開こう。
あなたのストーリーは、ここから始まります。
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