user uploaded photo

副業でも成果を出す“質問力”|SPIN話法で信頼が勝手に積み上がる!

1
削除
明武使佐/副業遊び人
目次
いきなり売ってない? 売れる人ほど「質問がうまい」 ちょっとだけ、SPINの世界をのぞいてみよう なぜSPINは副業初心者にこそ向いてるのか 信頼は「勝手に積み上がる」もの まずはひとつだけ、質問を変えてみる 最後に。

「なんで売れないんだろう…」

商品もサービスも、自分なりに頑張って作った。

SNSも発信してるし、Zoomで個別相談にも対応してる。

それなのに、なかなか売上につながらない。

そんな悩みを抱えている副業プレイヤー、多いんじゃないかな。

実は、これ、副業あるあるです。

「商品力」とか「見せ方」ももちろん大事だけど、見落とされがちなのが、“質問力”。

今回は、営業未経験でも自然に「欲しい!」と思ってもらえる、

聞く力=SPIN話法の話をしていこうと思います。

これを知ると、無理に売らなくても、相手が勝手に前のめりになってくれる。

そんな未来が見えてくるはずです。

いきなり売ってない?

たとえば、こんなことってない?

Zoomで個別相談をしている中で、

「この講座は〜が学べて、〜ヶ月のサポートがついて、今なら〇〇円で〜!」

と、つい一生懸命に説明してしまう。

悪くない。むしろ、熱意があるってことだから素敵なんだけど…

それって、お客さんの気持ちを置き去りにしてない?

相手は、何に困っていて、どんな未来を望んでいて、

なぜ今、あなたと話しているのか。

その「心の動き」を知らないまま、一方的に話しても、

相手はただ“情報の波”にさらされて、よくわからないまま「検討します」で終わっちゃう。

これって、営業の世界でよくある“早すぎるプレゼン”なんですよね。

売れる人ほど「質問がうまい」

実は、売れる人って「話がうまい人」じゃないんです。

もちろん、言葉選びとか、伝え方が上手な人もいるけれど、

本当に強いのは、「質問で相手の本音を引き出せる人」。

その代表格が、SPIN話法。

これは、世界中の営業現場で長年使われてきた“売るための質問フレーム”です。

でも、これが副業にもバチッとはまる。

特に、コーチ・コンサル・カウンセラー・講師系のサービス提供者にとっては、

むしろ使わないのがもったいないくらい。

SPINは、頭文字をとった4つのステップになっています。

  • S:Situation(状況質問)
  • P:Problem(問題質問)
  • I:Implication(示唆質問)
  • N:Need-payoff(解決質問)

この流れで、相手の「欲しい」を引き出していくのがSPINなんです。

ちょっとだけ、SPINの世界をのぞいてみよう

じゃあ、実際にどんな風に使うのか。

たとえば、あなたが副業で「時間管理講座」を販売しているとします。

Zoomで体験セッションをする中で、こう始めるのがSituation。

「普段、仕事と副業、どんなふうに両立されていますか?」

「1日の中で、一番時間を使っているのはどこですか?」

まずは相手の“今”を知るための質問。

ここで背景やライフスタイルを把握します。

続いてProblem。

「時間が足りないって感じる瞬間って、どんなときですか?」

「やりたいと思ってること、後回しになっちゃってるものってあります?」

ここで、相手の“困りごと”が浮かび上がってきます。

ポイントは、無理に誘導しないこと。

あくまで、相手の口から出てきた「問題」を受け止める。

そしてImplication。

「そのまま忙しいままだと、どんな影響が出そうですか?」

「このまま半年後も同じ感じだったら、どんな気持ちになってそうですか?」

ここでグッと刺さるんですよね。

“あ、ヤバいかも…”っていう感情が芽生え始める。

この質問によって、問題が“自分事”としてリアルに見えてくるんです。

最後にNeed-payoff。

「じゃあ、1日1時間でも自分の時間が持てたら、何をしたいですか?」

「この講座で、時間を取り戻せるとしたら、どんな未来が待っていそうですか?」

この時点で、相手の脳内では「解決イメージ」が膨らんでいる。

ここで初めて、「じゃあ、うちの講座ってね…」と紹介していく。

これが“売り込まずに売れる”という状態です。

なぜSPINは副業初心者にこそ向いてるのか

理由はシンプル。

副業で最初にぶつかる壁って「売るのが怖い」なんです。

断られたらどうしよう、ウザいと思われたら嫌だ…って、心がブレーキをかける。

でも、SPINは「話す」じゃなくて「聞く」だから。

つまり、“自分が主役じゃない”売り方ができる。

相手の話をちゃんと聞いて、

その上で「あなたに合った提案をしたい」というスタンスが自然に取れるから、

無理がないし、むしろ「この人、ちゃんと話を聞いてくれるな」と信頼される。

話し上手じゃなくても、聞き上手なら大丈夫。

これは副業をやるすべての人にとって、めちゃくちゃ心強い武器になる。

信頼は「勝手に積み上がる」もの

面白いのは、SPINを使って話していると、

相手が自然と「この人、信頼できそう」って感じてくれること。

なぜか?

それは、“自分の話をちゃんと聞いてもらった”という安心感があるから。

人って、話を聞いてくれた人に心を開くんですよね。

そして「この人なら何かしてくれそう」って思えるようになる。

それって、ものすごく強い“営業資産”なんです。

信頼って、説明じゃなくて、会話の中で生まれる。

SPINはその信頼を、自然に積み上げてくれる話し方なんです。

まずはひとつだけ、質問を変えてみる

いきなり全部のSPINを完璧に使う必要はありません。

むしろ、最初は「普段の会話の中に、1個だけSPINの質問を入れてみよう」くらいの気持ちでOK。

たとえば今日から、

「このまま何も変わらなかったら、半年後どうなってると思いますか?」

とか、

「それが解決できたら、どんな未来になりますか?」

みたいな、ImplicationやNeed-payoffの質問を一つだけ使ってみる。

それだけでも、相手との関係性は変わってくるし、

何より、自分の中で「話す」から「聞く」にスイッチが入ってくるのを感じるはず。

最後に。

副業は、自分の力で売上をつくる世界。

だからこそ、売らなくても売れる“聞く力”は、人生を変えるスキルになります。

話すのが苦手でもいい。

でも、相手の話を「聞く力」「引き出す力」があれば、ちゃんと届く。

あなたが伝えたい価値を、ちゃんと相手に届けたいなら。

ぜひ一度、「質問の型」を使ってみてください。

副業のトークが、もっと軽やかに、楽しくなるはずです。

1
削除
副業の成果を邪魔する「ズレた自己投資」7つの特徴
「いい人どまり」の副業から抜け出す、言葉の選び方
明武使佐/副業遊び人
「好きなことだけで生きるなんて無理だ」そう思ってた自分が、いまは“副業遊び人”。好きと遊びを仕事にして、家族も自分も笑顔にする人生を更新中。
このユーザーの人気記事
コメント

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを投稿するには、ログインする必要があります。

ページトップへ