入居前の「自力消臭・消毒」で1万5千円節約。100均グッズだけで完璧に仕上げる方法
賃貸契約の初期費用見積もりを見て、「えっ、これ高すぎない?」と思ったことはありませんか? 特に目につくのが、しれっと入っているオプション費用。その代表格が「室内消毒・抗菌施工費:15,000円〜25,000円」です。
不動産屋さんに聞くと、「前の入居者さんの菌やニオイをリセットするために、専門業者が特殊な薬剤を散布します。皆さんやられていますよ」なんて言われます。
結論から言います。その1万5千円、ドブに捨てているのと同じです。
実はこの「消毒施工」、業者がやることはバルサンや市販の消臭スプレーを撒くだけ、なんてケースがザラにあります。そんな作業に大金を払う必要は一切ありません。
今回は、不動産業界の裏側を知る私が、100均グッズだけで、業者レベル(いや、それ以上)に完璧に仕上げる「自力消臭・消毒」の方法を伝授します。浮いたお金で、新生活に必要な家具や家電をワンランクアップさせましょう。
入居前の「自力消臭・消毒」で1万5千円節約。100均グッズだけで完璧に仕上げる方法
衝撃の事実。業者の「消毒」の中身とは?
まず知っておいてほしいのは、不動産屋が提示する「消毒施工」の実態です。もちろん、真面目に施工する業者もいますが、多くの場合は以下のような実態があります。
- 作業時間はわずか数分: スタッフが部屋に入り、市販の除菌スプレーをシュッシュと撒いて終わり。
- 使用する薬剤は市販品レベル: 「特殊な薬剤」と言いつつ、成分はドラッグストアで買えるものと大差ないことも。
- ひどい場合は「未施工」: お金だけ取って、実際には何もしていない悪質なケースも報告されています。
これで1万5千円〜2万円。あまりにもボロい商売だと思いませんか? しかも、このオプションは多くの場合「任意」であり、断ることができるのです。
100均で揃う!最強の消臭・消毒アイテムリスト
自力でやるからといって、特別な機材は必要ありません。すべて100円ショップで揃います。合計しても1,000円でお釣りが来ます。
【買い物リスト】
- アルコール除菌スプレー(詰め替え用&ボトル): 空間と手が触れる場所の消毒に必須。大容量タイプを選びましょう。
- クエン酸(粉末): 水回りの水垢やアンモニア臭(トイレ臭)に効果絶大。
- 重曹(粉末): 油汚れや生ゴミ臭、靴箱の消臭に。クエン酸と合わせると発泡して洗浄力アップ。
- スプレーボトル(2〜3本): クエン酸水、重曹水を作るために必要。
- マイクロファイバー雑巾(複数枚): 拭き掃除用。汚れを絡め取る力が強い。
- ゴム手袋&マスク: 薬剤から身を守るために必須。
- (任意)くん煙剤(バルサンなど): 害충予防も兼ねたい場合は、ドラッグストアで数百円で買えます。
実践!プロ顔負けの「3ステップ自力施工術」
鍵を受け取ったら、荷物を搬入する前に実施するのがベストです。所要時間は1〜2時間程度。これだけで部屋の空気が劇的に変わります。
ステップ1:ニオイの元凶「排水口」を徹底攻撃
部屋のニオイの8割は、水回りから来ています。特に排水口の奥は、長期間使われていないと封水(トラップの水)が蒸発し、下水のニオイが上がってきている可能性があります。
- キッチン、洗面台、浴室の排水口のパーツをすべて外します。
- 排水口の周りに重曹をたっぷり振りかけ、その上からクエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしたもの)をスプレーします。
- シュワシュワと発泡したら、そのまま30分ほど放置。その間に他の場所を掃除します。
- 最後に、すべての排水口に水をたっぷりと流し、トラップに水を溜めます。これで下水臭をシャットアウト!
ステップ2:手が触れる場所を「アルコール消毒」
前の住人や内見者が触れた場所をリセットします。
- ドアノブ、照明のスイッチ、クローゼットの取っ手、窓の鍵など、金属部分やプラスチック部分を、アルコールスプレーを吹きかけた雑巾で徹底的に拭き上げます。
- 床全体も、アルコールを含ませた雑巾で拭き掃除すると、さっぱりして除菌効果も期待できます。(※フローリングの材質によっては変色の可能性もあるので、目立たない場所で試してから行ってください)
ステップ3:空間全体の「仕上げ消臭&換気」
最後に、部屋全体の空気を入れ替えます。
- すべての窓とドア(クローゼットや靴箱も)を全開にし、風を通します。これだけでもかなりの消臭効果があります。
- ニオイが気になる場所(特に靴箱やトイレ)には、重曹を粉のまま小皿に入れて置いておきます。重曹は強力な消臭剤になります。
- (任意)害虫対策も兼ねるなら、このタイミングでバルサン等のくん煙剤を焚きましょう。使用後は説明書に従って十分に換気をしてください。
不動産屋へのスマートな断り方
見積もり時に「消毒施工」が入っていたら、焦らず騒がず、こう伝えましょう。
「消毒オプションですが、入居前に自分で念入りに掃除と消毒をしたいので、今回は外していただけますか?」
ポイントは「自分でやる」という意志を明確に伝えることです。「高いから嫌だ」と言うよりも、前向きな理由を伝えることで、相手も無理強いしづらくなります。
もし「必須です」と言われたら、「契約書に必須項目として記載されていますか?」と冷静に確認してみてください。多くの場合、必須ではないことが明らかになります。
自分の手で整えた部屋で、気持ちいい新生活を
いかがでしたか? やることはシンプルで、誰でもできることばかりです。
業者任せの「見えない消毒」に1万5千円払うより、自分の目で確認しながら、たった数百円で完璧に仕上げる。その方が、よっぽど安心で、気持ちよく新生活をスタートできるはずです。
浮いたお金で、新居に飾る観葉植物を買うもよし、美味しい引越し祝いのディナーを食べるもよし。賢い選択で、最高のスタートダッシュを切りましょう。
【今日のチェックポイント】
- 「消毒施工費」は任意オプションであることが多い。勇気を出して断ろう。
- 業者の施工内容は、スプレーを撒くだけの簡易的なものである可能性が高い。
- 100均の重曹・クエン酸・アルコールで、業者以上の仕上がりは十分に可能。
- 浮いた1万5千円で、新生活を豊かにしよう!
この記事が、あなたの賢いお部屋探しの助けになれば幸いです。後で見返せるように保存しておいてください。
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