朝礼3分で会社が変わる。言葉で人を動かす社長のプレゼン術
朝礼って、ただの“義務”になってない?
毎朝8時50分。
みんなが眠そうな顔で集まり、社長がちょっと気合いの入った話をする。
だけど、社員たちは内心こう思ってるかもしれません。
「今日もまた始まったよ、社長の独演会…」
もし、そうだとしたら──もったいない。
だって、あの朝礼の3分って、実は“会社の空気を変えるゴールデンタイム”なんです。
3分あれば、心は動きます。
人は、言葉に背中を押されて「よし、今日やってやろう」とスイッチが入るんです。
ただしそれは、“伝え方”を変えたときだけ。
逆に言えば、毎朝そのチャンスをスルーしてるなら、社長としてめちゃくちゃ損してるかもしれません。
社員が動くかどうかは「言葉の温度」で決まる
社長の仕事って、なんだと思いますか?
経営判断?数字管理?営業トップとしての動き?
もちろん全部大事ですが、本質は「人を動かすこと」ですよね。
社員に火をつける。
部下が自主的に動きたくなるように導く。
その“起爆剤”になるのが、まさにあなたの言葉なんです。
でもここで多くの社長が陥る落とし穴があります。
それが、論理だけで語ること。
売上がどうだ、KPIがこうだ、前年比が何%だ…
こういう話って、たしかに大事。でも、それだけじゃ人は動かないんです。
人間は感情で動いて、あとから論理で正当化する生き物。
理屈だけじゃ、心には届かない。
それに、朝の時間ってめちゃくちゃ貴重なんです。
ぼーっとしてる頭をどう温めるか、スイッチを入れられるか。
その最初の一言で、「今日は攻めるぞ」って気分にさせられるか。
まるで、エンジンが冷えている車を“言葉のバーナー”で温めるようなもの。
その火の付け方を知らなきゃ、いつまで経ってもチームは本気にならない。
「あの3分で、チームが変わった」実際の事例
ある製造業の社長さんの話です。
従業員15名、業績は安定していたものの、社内の雰囲気はどんより。
朝礼では毎日まじめに「今日の予定」「業務上の注意点」「気合入れていこう」…と話していたのですが、社員たちは「はい…」とだけ返事して終了。
ある日、社長がふと思ったんです。
「これ、俺ひとりで満足してるだけじゃないか?」
そこから、“伝え方”を見直しました。
- 数字の話は極力削る
- 代わりに、「なぜその仕事をやるのか」「どんな価値があるのか」を物語調で伝える
- そして最後に、「この仕事は誰かの生活を支える誇りがある」と必ず伝えるようにした
すると、1週間も経たないうちに変化が。
それまでメモすら取っていなかった社員が、自ら行動目標を書き出すようになった。
新人が朝礼後に「社長、今日ちょっと相談していいですか」と声をかけてくるようになった。
会社の業績がすぐに変わったわけじゃありません。
でも、“会社の熱”が確実に上がった。
まるで、低温だったオフィスの空気が、じわじわと沸騰していくような感覚です。
明日からできる、朝礼3分のアップデート術
「じゃあ、何をどう話せばいいの?」
そんな疑問を持ったあなたのために、超実践的な3つのポイントをご紹介します。
① ストーリーで始める
人は「事実」より「物語」に引き込まれます。
たとえば、
❌「今月の売上目標は…」ではなく、
⭕「昨日、取引先の○○さんとこんなやりとりがあって…」という入り。
実際の体験談、社員のちょっとした成功、小さな感動。
これだけで“聞く姿勢”がガラッと変わります。
② 感情を乗せる
ちょっと照れくさいかもしれませんが、言葉に熱をこめましょう。
嬉しかったこと、悔しかったこと、誇りに思ったこと。
たとえば、「〇〇さんの行動に正直、胸が熱くなった」なんて言葉。
これ、意外と響くんです。
感情は感染します。
社長の熱が社員に伝わると、自然と「今日もやるぞ」って空気になります。
③ メッセージは1つに絞る
話が散らかると、結局なにも伝わらない。
あれもこれも言いたくなる気持ちをグッとこらえて、「今日はこれだけ」って絞るのがコツです。
伝えたいことを1つに決めて、全力で届ける。
その方が、確実に“刺さる”んです。
社長の言葉が、会社の未来をつくる
3分で人が変わるなんて、本当にあるの?
そう思う人もいるかもしれません。
でも、ちょっと思い出してみてください。
過去にあなたの人生を変えた“一言”って、意外と短くなかったですか?
「君ならできる」
「ありがとう」
「お前に任せた」
そう、たった一言で、人は火がつくんです。
社長の言葉には、そういう力があります。
でも、その力は、“届け方”を工夫したときに初めて発動する。
だからこそ、朝礼の3分は“試される時間”ではなく、“仕掛ける時間”に変えていきましょう。
明日、どんな一言を社員に届けますか?
その言葉が、未来のあなたの会社をつくっていきます。
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