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義母の恩着せがましさに気付いた日。

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あやか

こんにちは、あやかです。

K子さんの「良かれと思って」の言葉たちに、私が本格的にモヤモヤし始める前。
まだ、それが「なんだかちょっと引っかかるな」くらいの違和感だった頃の話です。

結婚してすぐの頃は、義実家との関わりも、何もかもが初めてで。
「嫁」としてちゃんとしなきゃ、って気持ちが大きかったんです。
K子さんが何かしてくれるたび、「ありがとうございます!」って心から感謝してました。
それは今も変わらない気持ち、のはずなんですけどね。

最初は、K子さんの口癖も、純粋に「親切な人だな」って思ってました。
例えば、義実家で食事を出してもらう時。
「これ、せっかく作ったんだからたくさん食べなさいね」とか。
お土産を持たせてもらう時も、「わざわざあなたのために選んであげたのよ」とか。

その頃の私は、「K子さん、本当に気が利くなあ」「私を大事にしてくれてるんだ」って、素直に受け取っていたんです。
むしろ、しっかり感謝を伝えないと失礼だ、って思ってました。

でも、ある時、小さな「ん?」が生まれたんです。

それは、夫と二人でK子さんの実家に招かれた時のこと。
食卓には、K子さんが朝早くから準備してくれたという、手の込んだ料理がずらりと並んでいました。
夫も「うわー、すごいね!」って喜んでたし、私も「ありがとうございます!」って言ったんです。
するとK子さんが、にこやかにこう言ったんです。
「そうでしょ? わざわざ作ってあげたんだから、残さず食べてね」

その時、一瞬、胸のあたりに小さな引っかかりを感じたんです。
もちろん、感謝の気持ちはある。
でも、「わざわざ作ってあげたんだから」っていう言葉が、なんだか「残すのは許さないぞ」っていうプレッシャーのように聞こえてしまって。
美味しいはずの料理が、急に義務になったような、変な感覚。

それから、少しずつ意識するようになったんです。
何かK子さんがしてくれる時、その後に続く言葉を。
「これはあなたが困らないように、私がやってあげたんだから」
せっかく〇〇してあげたのに、使ってないじゃないの」
最初は気にしなかった言葉が、繰り返し聞くうちに、
「あ、また言ってる」って、心の中でカウントするようになって。

「あれ?これって、私に感謝を強要してる?」
「ただの親切じゃなくて、そこに何か『見返り』を求めてる?」
そんな疑念が、頭の片隅にちらつき始めたんです。
まだ、それが明確なストレスになる前、
漠然とした「違和感」が、私の心に芽生え始めた、そんな頃の話です。

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私の場所を奪わないで ~義母の「私がいないと」の呪縛~
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あやか
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