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板挟みの私と、夫の「悪気はないから」

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あやか
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「悪気はないから」が、心を閉ざす 私の「困ってる」が伝わらないもどかしさ 期待と諦めの間で

こんにちは、あやかです。

K子さんの言動に日々モヤモヤを募らせる中で、もう一つ、私の心をざわつかせることがあります。それは、夫の態度です。彼は決してK子さんの味方をしているわけじゃない。むしろ、私のことを理解しようとしてくれているのは分かるんです。でも、その「分かっている」が、なぜかいつも私の気持ちの核心には届かない。そして、決まって出てくる彼の口癖が、私の心をさらに疲弊させるんです。

「悪気はないから」が、心を閉ざす

K子さんからの過剰な干渉や、デリカシーのない言葉に傷つき、私が夫に相談する時。彼はいつも私の話を真剣に聞いてくれます。時にはK子さんの言動に眉をひそめ、「それはちょっと言いすぎだよな」なんて言ってくれることもある。その瞬間は、「ああ、分かってくれた」とホッとするんです。

でも、そこからが問題なんです。私の気持ちを理解したかに見えて、最終的に彼がたどり着く結論はいつも同じ。

「でもさ、母さん、悪気はないから

この言葉を聞くたびに、私の心はスーッと冷えていくのを感じます。悪気がないのは、もう痛いほど分かってる。K子さんが私を傷つけようと思って言っているわけじゃないことも、頭では理解してるんです。でも、だからといって、私が感じた痛みや、募るストレスがなくなるわけじゃない。むしろ、「悪気がない」という盾を夫に突きつけられると、「じゃあ、私が感じてるこのモヤモヤは、私が気にしすぎってこと?」と、自分の感情まで否定されているような気持ちになるんです。

私の「困ってる」が伝わらないもどかしさ

以前、K子さんが勝手に我が家のキッチンの収納を整理し、「私が全部やってあげたから、もう困らないでしょ?」と言われた時のことです。私は正直、自分が使いやすいように並べていたものを勝手に動かされたことと、その恩着せがましい言い方にイライラしていました。夫にそのことを話したら、彼は「そっか、それは嫌だったな」と頷いてくれた。

でも、その後に続いたのが、「でも、母さん、あやかちゃんが大変だからって、良かれと思ってやったんだよ。悪気はないんだから、あんまり気にしないでくれよ」という言葉でした。

私はK子さんの「親切」が嫌なのではない。その「親切」の裏にある、私の意思を無視する無自覚なコントロールや、私を見下すような「してやってる感」が嫌なのだと、いくら説明しても、夫には伝わりません。「別に怒ってるわけじゃない、ただ困ってるんだ」と訴えても、彼は「困らせようとしたわけじゃないから大丈夫だよ」と、話のすり替えが起こる。結局、K子さんの行動の「意図」と、それが私に与える「影響」の間に、夫は壁を作ってしまうんです。

期待と諦めの間で

夫は、きっとK子さんと私の間で板挟みになっているのでしょう。自分の母親を悪く言いたくないし、私を悲しませたくもない。その気持ちは理解できます。でも、その結果、私の本当の気持ちから目を背け、「悪気はない」という便利な言葉で思考停止しているように感じてしまうんです。

私にとって、夫は唯一、K子さんとの関係における「味方」であり、理解者であってほしい存在です。だからこそ、その「悪気はないから」という言葉が、私の抱えるモヤモヤを肯定してくれるどころか、私の感情を抑圧する重石のように感じられてしまう。

この、誰にも言えない(夫にも完全に理解してもらえない)モヤモヤを抱えながら、私は今日もK子さんの「善意」と、夫の「悪気はないから」の間で、静かなため息をつくのでした。いつか、夫が私の心の奥底にある「痛み」に気づいてくれる日は来るのでしょうか。

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逃げ腰の夫と、私の届かないSOS
私の場所を奪わないで ~義母の「私がいないと」の呪縛~
あやか
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