別に、助けてなんて言わないけれど。
またTLが荒れてる。
定期的に湧いてくるよね、「AED使って訴えられたら人生終わる」って騒ぐ男の人たち。
カフェの隣の席でも、いい歳したサラリーマンがそんな話をしていた。「冤罪が怖い」「触らぬ神に祟りなし」だって。
聞いてて、乾いた笑いが出そうになった。
彼らの言い分って、要は「疑われた時点で社会的死だ」ってことらしいけれど。
それ、自分から「私には、いざという時に守ってくれる人が誰もいません」って自己紹介してるのと同じじゃない?
だって、本当にやましいことがなくて、ただ人命救助をしただけなら、堂々としてればいい。
それでもし万が一、何か言いがかりをつけられたとしても。
日頃からまともな人間関係を築いていれば、「あの人がそんなことするわけない」「彼に限ってありえない」って、周りが勝手に防波堤になってくれるはずでしょ。
「信用」って、そういう緊急時に自分の身を守るために、平時につくっておくものなんじゃないの?
無罪だと証明されても失うような程度の「社会的地位」なら、元からその程度だったってこと。
薄っぺらい。
彼らが大事に抱えてる「地位」とか「世間体」って、ちょっと風が吹けば飛ぶような、張りぼてみたいなものなんだ。
その脆さを、彼ら自身が一番よく分かってるから、あんなに必死に「リスク」だの何だのって予防線を張って怯えてる。
結局、これまで他人とどう向き合ってきたかのツケが回ってきてるだけなのに。
それを「女が怖い」とか「社会が厳しい」とか、主語を大きくして誤魔化してるのが痛々しい。
まあ、そんな貧弱な人間関係しか構築できなかった人たちに、赤の他人を助ける度胸なんてあるわけないか。
信頼されるような精神性も持ち合わせてないだろうし。無理だよね。
コーヒー、冷めちゃった。
彼らが自分の保身に怯えてる間に、私たちは私たちのやり方で生き残るだけ。
あーあ、くだらない。